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NISMO手ぬぐい?GT-Rのホットサンド?ロータリーのお皿?

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お皿、醤油皿、升、手ぬぐい、そしてホットサンドメーカーといった日常の食卓には欠かせない生活用品達。
もしそれらに愛車のイラストや好きなメーカーロゴとかあしらわれていたら、思わずニヤッとするに違いない。
そんなファンの想いを知ってか、神奈川県藤沢のワキプリントピアが展開するキャライフでは、そのような車好きのハートをくすぐる商品の開発、販売を行っている。

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GT-Rロゴが入るホットサンドメーカーが売られている!
と、昨年の各種自動車イベントやSNSで一躍注目を浴びたワキプリントピア
他にもロゴが浮かび上がる醤油皿に、ロゴや車名、イラストがあしらわれた升や手ぬぐい、タンブラー、マグカップに前掛け。
そして最近では、ロータリーエンジンを模したお皿やロゴ入りチタンバングルも新たにリリースするなど、他にはないユニークな商品ラインナップで話題をさらい続けている。

元々はDMやチラシ、パンフレット、名刺といった紙媒体へのデザイン、印刷やホームページ作成といった事業を展開されているが、それがなぜ、こうした車グッズや生活に密着した商品の開発、販売を行うようになったのか?

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お話を伺ったのは、好きな車としてダイハツ・コペン、日産・フィガロ、FIAT500。
今一番欲しい車としてスズキ・ジムニーをあげてくれたライセンス事業課の係長さん。
小さい車が好きなものの高身長なため、ジムニーのほうが実用的で車作りも嗜好に合うんだとか。

実は以前から、事業の一環で郵便局向けに車にちなんだ商品の企画・開発を行っていたという。
最初は「ミニカーと切手のセット」から始まり、その延長でスカイラインの60周年記念、RX-7の40周年記念に合わせたオリジナルグッズをリリースしたところ多くの反響を頂き、それならもっと楽しめる商品を出せないかと一般向けの商品企画・開発をスタートさせる事に。

その第一段としてリリースされたのが、GT-RやフェアレディZ、DATSUNロゴがあしらわれたあの前掛け。
さっそく旧車イベント”ノスタルジック2Days”2019に出展したところ、米屋が着けているようなデザインに車名のロゴが入るというミスマッチ感が来場者に大ウケで大成功を収めた。
そして同年5月にそごう横浜店でGT-R・フェアレディZの50周年記念イベントを企画・開催。
このイベント向けで開発したオリジナルグッズも大変好評で、そうした車好き、ファンの喜びを直接聞けた事もあり、そこから本格的に一般向けグッズ、商品の企画・開発に力を入れる事になったという。

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こうして出来上がった各種商品の数々。
どれも素晴らしい完成度で、見た目だけでなく日常での使用も問題なく使えるものばかりだ。
そして、その多くは日本製に拘っているところもポイントだろう。

まず、お皿は岐阜の美濃焼。
升は岐阜県大垣市伝統のヒノキの升作り。
そして手ぬぐいは横浜の老舗である濱文様が手掛け、チタンバングルは高いチタン加工技術を持つ企業が多い福井県鯖江市、ホットサンドメーカーは金属加工で名高い新潟県燕市で作られている。

まさに日本の伝統技術、伝統工芸と車をコラボさせた商品と言えるが、開発当初は対象となる製品独自の製法、制約が壁となり、難航する事もあったという。
それでも諦めず、製造を担当する企業や職人さん達と試行錯誤を重ねながら商品化にこぎつけていった。
幸いにも車好きがいらっしゃった事もあり、車グッズ開発の企画を持ち込んだ際も、商品化に非常に協力的で心強かったという。

ちなみに一番人気なのは「絵柄が浮き出るしょうゆ皿 スカイラインGT-R(BNR32)」で、次にホットサンドメーカーやテールランプ小皿。
さらに海外にも反響を巻き起こしているようで、食文化の関係もあってかGT-Rのホットサンドメーカーが注目を集めている様子。
いずれ海外旅行者のお土産トレンドに名を連ねてくるかもしれない。

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さて、ちょうど良い機会だったので編者もロータリーエンジン皿を購入してみたのだが、後日配送でお願いしたところ、写真の通りなんともプレミアムなパッケージで送られてきたからとても驚いた。
丁寧に開封の儀を行い、まずは美濃焼のしっかりした作りと質感を堪能。
その後は我が家の食卓において、ローターハウジング側をおかずの盛り付け皿に、ローター側を醤油などの調味料を入れる皿として活躍してくれている。
もちろん、普通の洗剤やスポンジで洗ってもこのままなのでご心配なく。
このお皿とは長い付き合いになりそうだ。

ところでこのロータリーエンジン皿。
見た目だけでなく、以下の動画のように実際のロータリーエンジンの動きを学ぶ事が出来る。

回るロータリー小皿セット pic.twitter.com/CdencnihVz

このお皿は実物の12Aロータリーエンジンをスキャンしたデータを元に作られており、製造にあたる美濃焼職人と相談をしながら、実用性を損なわずにロータリーエンジンらしさを出せるよう拘りぬいた一品。
見た目だけでなくその動きも再現できるとあっては、ロータリーエンジンファンなら堪えられないはず。
あなたもお一ついかがだろうか?

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ】
ワキプリントピア
キャライフ