モーターファンフェスタ2018イベントレポート
モーターファンフェスタ 2018取材記事。
今回はイベントの模様をお送りする。
まるで初夏を思わせるような暑さも感じた晴天のもと、当日の富士スピードウェイは、国内外の最新の車、レーシングカー、スーパーカー、チューニングカー、旧車、ドリ車が集結。
今回も2万人超の人が訪れ、思い思いの場所、思い思いの車の元へ駆け寄り、思いっきり満喫していた。
朝早くから多くの客が並んでいた、こちらのテント前。
何事かと思えば、車の試乗予約を待つ行列と聞いて納得。
今回、国内外メーカー、ディーラーの協力の元、約80台の試乗車が用意されていた。
ジャンルも、一般に馴染みのあるセダンから、まず滅多にお目にかかれないスーパースポーツカーまで様々。
なにより、制限の多い一般公道ではなく富士スピードウェイ構内で試乗できるのだ。
これは車好きにとってはたまならないだろう。
一部では助手席試乗という制限があったものの、それでも夢にまで見た車のステアリングが握れるとあって、行列中も笑顔な方々が多く見られた。
コースインを待つフランスの自動車メーカールノーの車達。
今回はルノー・ジャポンの全面協力の元、ルノー車によるタイムアタック”ルノー・スポールカップ”にパレードランも行われた。
国産では珍しいデザイン、そしてボディスタイルはとても新鮮。
この車を眺めてた方の中には、”昔は日本車もこういう楽しい車が多かったんだけどねぇ”という声も漏れていた。
Moduloが用意したこちらのホンダ・NSX。
スーパーGTを戦うGT3マシンのカラーを反転させたようなレアなバージョン。
滅多に座れない、しかもレアな車両が助手席試乗OKとあってか、多くの子供達が助手席体験を楽しんでいた。
家族連れで記念撮影に興じていたりして、きっと良い思い出になった事だろう。
ピット内には様々なジャンルの車種が展示。
外車メーカーは、こちらのボルボを始め、ルノー、アストンマーチン、メルセデスベンツ、AMG、ロータス、シボレー、ポルシェといったラインナップ。
普段なかなか見る機会がない室内までもじっくり見れるとあってか、多くの方々で溢れていた。
こんな貴重な車が展示されるのもイベントならでは。
オーテック・ザガートステルビオ。
誕生は1989年。
F31日産・レパードをベースに、”オーテックジャパン”とイタリアのカーデザイン会社”ザガート”とのコラボレーションで開発された限定車両だ。
特徴のあるグリルとフェンダーミラーが、今の時代にはない存在感を示してくれる。
チームタイサンと言えば、古くからのモータースポーツファンには馴染み深く、畏敬の念さえ感じてしまうレーシングチームだ。
アドバンカラーをまとってグループAレースを戦った日産・スカイラインGT-R(BNR32)、ユンケルカラーで激戦のスーパーGTを潜り抜けてきたポルシェ911GT3RS、そしてJGTC(スーパーGTの前身)黎明期を走り抜けたスターカードカラーのフェラーリF40が展示されていた。
どの車を見ても参戦当時の模様が思い起こされてしまい、つい懐かしんでしまう。
国産メーカーも様々な車を展示していたが、一風変わった感じだったのがこちらのマツダブース。
どちらかと言えば、自社の技術披露だったり子供達の夏休み工作教室のような感じ。
詳しくは別記事にまとめてあるので、こちらを参照頂きたい。
ビンゴスポーツの協力で集められた往年のレーシングマシン達。
手前のポルシェ 935 K3 イェーガーマイスターを始め、どれもその時代のレースシーンで活躍を見せた車両ばかり。
今の車にはない武骨さがまた新鮮だからか、年配の方だけでなく若い方も熱心に見入っていた。
昭和スタイルのカスタマイズが若い車オーナーの間で大人気なのだが、こうしたエアロキットとか今に蘇らせてみると、意外とブレイクするかもしれない。
二輪も負けてない。
こちらのハーレーダビッドソンなど、憧れのバイク、次に狙っているバイクを試してみようと、誰もが熱心に跨っている。
車と違い、どんなバイクでも気軽に跨ってその場で試せる機会が多く、そういう点はとても羨ましい。
最近は増えたものの、車ももっと、どんな車でもお客が気軽に試せる機会を作って頂きたいと思う。
国産チューニングカーが勢ぞろい。
ドレスアップから最新のチューニングが施されたものまであり、通りがかりのお客の目を引いていた。
それぞれがそれぞれの目的に向け、最適のバランスでセッティングされた車達。
そういった車は自然と美しくなり、誰もが魅入ってしまうようになる。
太陽光を受けて走るソーラーカー。
これらは、オーストラリアで開催されているワールドソーラーチャレンジへの参戦車両だ。
そこへ日本から、工学院大学と東海大学が自ら車両を制作して参戦しているという。
こちらも別記事で紹介しているので、こちらを参照頂きたい。
屋外ショップブースでは、色とりどりにカスタマイズされた国内外の車がずらり。
販売しているグッズやパーツもイベント特価という事もあってか、ショップブースも多くの客が詰めかけていた。
大手チューニングパーツメーカーのHKS、そしてこちらのブリッツでは、自社開発のチューニングパーツを組み込んだデモカーを多く持ち寄り、大試乗会を展開していた。
雑誌やWEB媒体などで多くの製品レビューを見る事ができるが、それが自分の好みに合うかは付けてみないとわからない。
こういった機会は、我々ユーザーにとって非常にありがたい。
富士ドリフトコースでは、ドリフト天国主催のドリドレ天国が開催。
会場は日産・シルビアばかり。
そのほとんどがS15であり、それらがチューニング、ドレスアップ、ドリフトと様々な仕様のシルビアが見れた。
日産・シルビアは、今では貴重な5ナンバー車格のFRスポーツカー。
タイムアタックからドリフト、ドレスアップまで、若い車好きを中心に支持者が多い。
ここを訪れたそんなシルビアオーナーも多く、愛車カスタマイズへ向け良い刺激になったに違いない。
モーターファンフェスタのメインコンテンツとも言えるグリッドウォーク。
様々なジャンルの車が富士スピードウェイのメインストレートを埋め尽くす。
その様は圧巻の一言。
準備中の間も、待ちきれないとばかりにピットレーンに多くの人が集まっていた。
D1GPのエキシビジョン走行タイム。
ここでは、同乗走行の権利を得た方々が助手席に乗りこみ、激しい高速ドリフトを体感してもらうという。
高速ドリフトを体感した方々は一様にハイテンションで興奮しきった様子で、とても楽しそうだった。
なにより、普段は関係者しか入ることができない区域へ行き、アドバンコーナーでD1マシンに乗り込めるというのは滅多にない機会だ。
思い出深いセッションになったに違いない。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
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モーターファンフェスタ