You are here
Home > EVENT > マツダ社員の手によるモノ作り体感コーナー – モーターファンフェスタ2018

マツダ社員の手によるモノ作り体感コーナー – モーターファンフェスタ2018

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ

モーターファンフェスタ2018。
出展した自動車メーカーの多くは自動車展示会のようなブース展開だったのだが、ここマツダの様相は違っていた。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_06

現在好評発売中のデミオ、CX-8の展示はあったものの、それはブース全体の1/4に過ぎない。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_19

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_09 20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_10

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_18

その大半を含めていたのは、マツダの物作りや技術を知ってもらおう、体感してもらおうというブース展開。
見ると、技術紹介を行う場やちょっとした金属加工体験まで行えるスペースもあったりと、まるで職場見学や職業体験に来たような雰囲気だ。

モーターファンフェスタと言えば、カッコいい車達や普段見ない車が一同に介し、それらを多くのお客が見て触って楽しむイベントとして認知されている。
そんなイベントへ、あえてこのような出展内容を決めたマツダ側の意図がとても興味深い。
物珍しさもあってか、多くの来場者がブースへ足を運んでいた。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_07

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_21

今回の展示企画は、マツダの技術開発や商品企画の人達が中心となって進められたらしい。
つまり、我々が乗る車そのものを決め、その車体を形作る技術を作った人達が中心メンバーというわけだ。
ちなみにブース内の説明員も、広報だけでなく実際の技術者や商品企画の人達も多く含まれていた事も付け加えておく。

彼らは忙しい仕事の合間をぬい、どうやったら車の魅力、マツダ車の魅力を伝えられるか?を論議。
そこで、最近のマツダ車がどのように作られているかを見てもらおう、体感してもらおうという結論に至り、各部署でアイディアを出し合いながら、各々で展示物の準備を進めていったという。

通常こういったものは、一般ではなかなかお目にかかる事がないし触れる機会も少ない。
どちらかと言えば、どんな車でも似たようなものだとか、特に意識せず車を動かしている方のほうが多いのではないだろうか?
今回の出展は、マツダ車の仕組み、マツダの考え方に直接触れる良い機会だったと言える。

説明を受けたいくつかのパートを順を追って紹介していく。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_02

それがどんなに素晴らしい技術であろうと、予備知識の少ない我々のような一般人には理解しにくいもの。

例えばこちらのスポット溶接。
時々、これだけのスポット溶接でボディ剛性を高めたと報道される場合があるが、その凄さを測る基準を持っていないといまいちピンとこない。
そういう意味では、こちらのように条件を変えて溶接したものを触っていくと、非常にわかりやすい。
これを触られた方は、今後の車を見ていくうえで良い基準が出来上がった事だろう。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_13

こちらでは、モデルカーを使ってマツダi-ACTIVE AWD(オール・ホイール・ドライブ、4輪の車なら4WDと同義と思ってていい)の動きが体感できた。
前後のトルク配分を変えると、4輪の微妙な動きの変化が感じとれてなかなか面白かった。
高度に制御されたシステムなため、普段なかなか意識する事がないこのAWDシステム。
ここでの体感から自分のマイカーが、こんな複雑なシステムのうえで成り立っているのかと驚いた方もいたに違いない。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_11

マツダi-ACTIVE AWDの肝となる駆動系。
ひと昔前の車に比べ、かなりコンパクトになっている。
室内や車のデザイン、レイアウト設計でこの小ささはかなり効いてきそうだ。
なにより、コンパクトながらも昔に比べて要求性能が高くなっているはずで、どういった技術でそれを成しえているのか大変気になるところである。

こちらはエンジンのシリンダーブロック。
ピストンの動きを、実際に手で動かして体感しようというものだ。
引っ掛かりや削れている感はないものの、割と力をいれないとピストンが動かない事に驚き。
ピストンとシリンダーの気密性を保ちつつ、ロスなく動かすためための最適なバランスがこれなのだろう。
エンジン内部の、爆発によるエネルギーの凄まじさが垣間見える。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_14 20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_12

素晴らしい色ツヤを見せてくれた塗装。
その技術と考え方にも、なるほどと思うところがあった。
この車になぜその色が必要か?
まずその理由や定義付けがあるという。
その車のテーマに見合ったベースカラーを基準に、

車全体を俯瞰して見たときの色合いはどうか?、
フェンダーラインといった各パートを力強く見せるのか滑らかに見せるのか?
陰影を与えたときの見え方はどうか?
見る角度によってイメージが変わってこないか?

といった感じで様々な要素を検討し、色を作りあげていくという。
ただ綺麗に塗ればいいというわけでない。
車の塗装もデザインの一部というわけだ。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_08 20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_20 20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_05

こちらは特に大人気だったプレス加工体験。
実際に車に使われる鋼板を使い、数字と記号を組み合わせた来場者好みのナンバリングを、来場者自らがプレス加工して浮かび上がらせる。
それを、ドッグタグ風のカッコいいバッヂにアレンジされプレゼントされる。

こういう自分オリジナルのアクセサリーは嬉しいもの。
そのせいか予想以上の人気ぶりにあっというまに材料が底をつき、ここだけ早めに閉めざるえない事態に。
編者も欲しかったのだが、やはり手にいれる事ができず残念無念。。。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_03

こちらでは家族連れが多く見られ、担当者の指導のもと、お子さんなど熱心に作業に取り組んでいた。
まるで夏休み子供工作教室。
自分の手を動かして何かを作るというのは、お子さんの今後にとってとても大事な事。
きっと良い経験、良い思い出になったに違いない。

20180506_モーターファンフェスタ_マツダ_01

会場で何人かのマツダ社員の方と来場者との会話も見ていたのだが、説明がとてもわかりやすく、皆さんとても楽しそうに、嬉しそうに話をされていた。
その話しぶりから、車とモノ作りが本当に好きなんだなという印象を受ける。
なるほど、こういった人達がいるから、今のマツダの存在感があるのだなと思った。
来場者との会話も、今後展開されるであろう車作り、モノ作りへの良い刺激になったに違いない。

最近のマツダ車は本当に元気だ。
編者の住む横浜某所でも、10年以上前に比べマツダ車をよく目するようになってきている。

ロータリーエンジン搭載車をやめて以来、一時期はマツダの存在感、ブランド価値が下がる事を多くの方が懸念していた。
しかし今では、車の楽しさ、運転の楽しさ、そして車のワクワクを追求する”ZOOM ZOOM”ブランドや、世界に誇れる”スカイアクティブテクノロジー”を育てあげ、ロータリーエンジンだけのマツダじゃない、総合自動車メーカー”マツダ”として確固たる存在感を示している。

なんかマツダって気になるよね。
マツダってなんか面白そう。

そう思った方もきっと多いはず。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力 – 問い合わせ先】
マツダ(MAZDA)

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
Top