自動運転レース を楽しみながら技術とコミュニケーションを学ぶ – ジャパンモビリティーショー2024

自動運転レース と言えば自動運転車が競い合う光景をイメージするが、今回紹介するのはバーチャル空間で行われるレース。
Virtual Motorsport Lab が主催するそれは、実際の走行プログラムを参加者自身が思考しながら組み立て、それを使ってマシンを走らせるというユニークな内容。
製品化を前提としたソフトウェア開発、シミュレーション検証、データ解析や実際の走行シミュレーション、ラップタイム計測といった工程を繰り返し実施する構成となっている。

設計は、大手自動車メーカーでレーシングカーや自動運転システムに携わったエンジニアが担当。
楽しみながら自動運転システムや最新のAI活用事例を学ぶ事をコンセプトとしており、単にレースをするだけでなく社員研修やチームビルディングの強化、教育プログラムにも使ってもらえよう、実際の業務で生かせる要素が盛り込まれている。

これまでに大会や社内研修が数多く開催されており、大学や学会での採用実績もあるという。
その層も年配から若年層、社会人から中高生までと幅広く、どれも高い評価を得ている。

Virtual Motorsport Lab では今後も多くの企業、団体にこのシステムを活用してもらい、日本のものづくり社会に貢献できるよう活動を続けていく。
大会参加は個人、法人問わずで事前知識不要、オンライン開催のみで初心者大歓迎とある。
腕に覚えのある方は参加してみてはいかがだろう？

【取材・文】
編者（REVOLT-IS）
【取材協力】
Virtual Motorsport Lab
ジャパンモビリティショー
一般社団法人 日本自動車工業会