You are here
Home > SPECIAL > スパルコ車検対応への現在の状況

スパルコ車検対応への現在の状況

20190127_スパルコ_シート_車検対応

REVOLT-IS視点な東京オートサロン2019ピックアップ。

今回は、ウェア、バケットシート等のレーシングギアメーカー”スパルコ”ブースだ。
2年前の東京オートサロンで自社製シートの車検対応化プロジェクトを立ち上げて以降、その動向に多くのファンに注目されていた。
その後どのような進展があったのか?
ブース展示の製品を見ながら、お話を伺ってみた。

20190127_スパルコ_シート_車検対応_02 20190127_スパルコ_シート_車検対応_03

既に東京オートサロンでご覧になった方も多いだろう。
ついにスパルコも、”車検対応シート”と”車検対応シートレール”を送りだしてきた。
それも事前審査管理番号を取得する事で、公道を走れる証明となるナンバープレート取得時に行われる新規検査にも、装着したまま検査を受ける事が出来るようにしたという。
ちなみに事前審査管理番号とは、日本の道路運送車両法に定める保安基準(UN R14, UN R17, UN R125)へ適合確認出来たものに対して発行される番号。
それをスパルコが商品リリース前に事前審査を国に依頼し、この度めでたく合格を頂けたというわけだ。

例えばメーカー系ディーラーで車を購入時、このシートを装着しての新規検査を依頼しても、全く問題ないという事になる。

尚、今回はトヨタ86向けのみのリリース。
今後の日本国内の反響を見て、ラインナップ拡充を考えていきたいとの事だ。

20190127_スパルコ_シート_車検対応_01

ところで気になるのが、フルバケットシートの車検対応はあるのかという事。
結論から言えば、今現在でその予定はない。
競合他社がやっている強度証明書等の発行といった取り組みも行われていないという。
その理由はこういった事らしい。

・そこまで手間暇かけてやる価値はあるのか?売れるのかが疑問
・フルバケットシート本来の用途に向けて性能を追求すべき
・車検対応シートを求めるのはストリートユースが多い。それなら前述のセミバケットシートが市場にマッチしているし、その対応車種を増やしていけばいい

元来、サーキットやモータースポーツ競技向けで信頼のある製品をリリースしてきたスパルコなだけに、あくまでその製品本来の用途、ステージで使ってほしい、、、という事なんだろう。
スパルコのフルバケットシートを装着してストリートを堂々と走りたい….そんな夢を持つオーナーさんには残念な展開となったが、光明もある。

近年、より手軽にモータースポーツを楽しんでもらおうと、ナンバー付き車両によるモータースポーツカテゴリーが増えつつある。
そういった競技には認定を受けた車検対応品しか装着ができないので、スパルコ製品の装着はNG。
もしそんなカテゴリーが盛り上がってくれば、スパルコとはいえ無視出来ないだろう。

”フルバケットシートの車検対応化に取り組んだほうがメリットがある”

スパルコがそう判断せざるを得ない状況になるまで、我々車好きがどんどん盛り上げていく。。。
そうすればいつか。。。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力 – お問合せ】
スパルコジャパン

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
Top