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ロアアームバー – 補強について考える

ロアアームバー_タナベ_20170322

車のボディのフロア側、いわゆる土台を固め補強するロアアームバー

編者個人、昔からロアアームバーの大ファンで、新車を除き、中古車を乗り換えたらなるべく装着するようにしている。今の愛車にも、フロント側にクスコ製、リア側にタナベ製が装着されているのだが、その効果に大変満足している。

そこで、あらためてロアアームバーについて考えてみたいと思う。

ロアアームバー_クスコ_20170322

個人的な所感だが、サスペンションのボディ側マウント部を結合するストラットタワーバーより、ロアアームバーを装着したほうが効果は体感しやすいと思う。

編者がサーキットを走りこんでいた時の話だ。

車はトヨタ・カローラレビン(AE111)のライトチューン仕様。当時、ストラットタワーバーサーキット向け車高調ブリジストンのSタイヤとの組み合わせで走っていたのだが、走行中、常時ボディがグニャグニャする感触が続いていた。ダンパーが全く動いておらずボディのしなりだけでサスペンション効果を出している感じで、タイヤの接地感もほとんど感じられなかった。

今回の現象は、車高調Sタイヤの組み合わせによるグリップ向上でボディ剛性が弱ってしまったのでは?

そう考えボディ補強を検討したのだが、いかんせんお金がかけられない。またナンバー付きなのでレース車両に使われるロールケージなどは付けたくない。

そこで物は試しと、前から興味があったロアアームバーを装着してみたのだが…

目から鱗とはこの事。とても乗り心地が良くなった!セッティングアライメントも変えず、ただロアアームバーを装着しただけなのだが、乗り味が大きく変化した!
ボディはしっかりした箱に包まれたような感じで、ダンパーサスペンションはよく動き、タイヤの接地感もよく感じとれる。とても乗りやすく運転しやすくなった。まるで別の車に乗り換えたような気分だった。

その後、さらに攻めた車高調セッティングが可能になったため、サーキットでのタイムも向上したのは言うまでもない。
懸念なく安心して攻められるようになった事、乗りやすさ向上で疲れにくくなり、より集中して攻められるようになった事もポイントとして付け加えておく。

これらは、サスペンションを支えるボディがしっかり補強された事で、車高調ダンパーが本来の性能を発揮し始めたからに他ならない。何事もまず土台が大事。チューニング時のボディ補強の重要性を強く思い知らされた。

もちろんデメリットもある。思いつくかぎり書いてみた。

・ちょっとした衝突でもボディ全体が歪んでしまう可能性がある。
・一部だけを強化すると別の箇所に衝撃の圧力が集中するため、思いもよらぬところに歪み、シワ、亀裂が発生する可能性がある。
・ボディが潰れやすくする事で乗員の衝突安全性を高めているのに、補強する事でその恩恵が受けられなくなる可能性がある。
・ぶつかった後の修理代金が高くなるし、修理しても真っすぐ走らなくなる可能性もある。
・ぶつかった後の廃車リスクが高まる。

だいたいはぶつかった時の話なので、ぶつからなければデメリットを受ける事はまずないだろう。日々の点検、整備を怠らず、デメリットをよく理解して走ればまず問題はない。

ボディ補強の恩恵も得て、多くの人にチューニングした愛車の本来の性能を感じて頂きたいと思う。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

 

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。
サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。

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