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【86STYLE】セラミックコーティングで高温と戦う(Zircotec)

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エンジン内部は常に高温に晒されている。

ボンネットを開けると感じる熱気や、真夏などではボンネットから立ち昇る陽炎など、多くの方が経験しているはず。また、サーキットなどで長時間エンジンに負荷のかかる走りをしていると、内部は普段乗り以上の高熱を発する。

普段乗っている愛車のエンジンには、車やエンジンそれぞれに適正温度というものがある。油温水温吸気温度排気温度を常に適正な温度に保たせる事で本来の性能が発揮でき、各部品の寿命も延びてくる。
しかし、純正部品の経年劣化燃料の性能向上エンジンチューニングにより、純正のままでは適正な温度バランスがどうしても崩れてしまう場合がある。こうした場合、温度を適正に保たせる対策が必要となってくる。

高性能ラジエターインタークーラー遮熱版の設置、排気系エキゾーストマニホールドに専用バンテージ耐熱テープを巻くなど、これまでに様々な対策がなされてきたが、ここで、セラミックコーティングによる対策を提示してきた、イギリスのジルコテック(Zircotec)社を取り上げてみたい。

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白いエキゾーストマニホールド(以降エキマニと呼称)。一見ドレスアップ向けカスタムのようだが、これがセラミックコーティングされた状態との事。ジルコテックで独自開発したセラミック材料を、これも独自手法で強固にコーティングする事により、エキマニの表面温度が約33%ダウンするそうだ。これは、表面温度が600℃だった場合だと約400℃になる計算だ。

約200℃の温度低下は大きい。排気ガスを使うターボチャージャーの安定稼働、吸気温度が適正値へ下がる事による出力アップ、水温が適正値に下がることによりエアコンが効きやすくなる、エキマニ触媒ターボなど各部品の寿命アップなどたくさんのメリットが期待できる。

コーティング被膜は約0.3mmセラミック自体は塗装保護の役割もあるが、他社とは違い、ジルコテックセラミック材料は、セミラックの含有率は全体の99%との事。例えば、新品のエキマニを装着する際にこのセラミックコーティングを施しておけば、エキマニの寿命はかなり伸びそうだ。

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サンプルとして展示されていた、ジルコテックセラミックコーティングが施されたトヨタ86。会場でも興味深そうに眺めたり、担当者と熱心に話し込む方がちらほら見受けられた。

専用バンテージ耐熱テープなどとは違い、コーティングには専門の工場と特殊な技法が必要となる。そういう意味ではDIY向きとは言えない。しかし、安定した耐熱効果部品寿命を延ばしたいと考える方からすれば、検討する余地は十分にあると思う。

現在、国内では以下の代理店/販売店で施工の相談をしてくれるそうだ。気になる方は、まずは問い合わせしてみてほしい。
ジルコテック代理店一覧
不二WPC

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【お問い合わせ】
ニコルレーシング(株)(ジルコテック(Zircotec)社日本総代理店)
ジルコテック(Zircotec)社

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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