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ブレーキディスク のラインナップ – ブレンボ 2023

20230408_ブレンボ_ブレーキディスク_新モデル

ブレーキディスク の種類も豊富な老舗ブレーキブランドのブレンボ。

2023年現在、OEM含めてフローティングディスク、コンポジットディスク、コーキャストブレーキディスク、デュアルキャストブレーキディスクの4種類がある。

ブレーキディスクの軽量化や、ブレーキダストを低減する製品開発も行われているようだ。

20230408_ブレンボ_ブレーキディスク_新モデル_01
プレミアムカー専用シリーズのツーピースブレーキディスク。

【フローティングディスク】
ハット部がアルミニウム製となっており、約30%の軽量化となっている。
ディスクハブは固定ブッシュで、特殊な鋳鉄製ブレーキディスクへ接合する構成。
熱応力を受ける事で弾性的に膨張するため、ディスクの変形や亀裂を抑える効果があるという。

【コンポジットディスク】
BMW車向けで、特殊な鋳鉄製ブレーキディスクに、スチールピンで接続したアルミニウムハブが特徴。
オリジナルディスクと完全互換となっている。
軽量化の数値は公開されていないが、全シリーズ15~30%の軽量化が達成されているので、恐らくその範疇には収まっている。

【コーキャストブレーキディスク】
プレミアム系メルセデス車両のOEM品で、ハイカーボン鋳鉄製ディスクとスチールハブを一体鋳造した構成。
こちらは15%の軽量化となっている。
純正品と互換性があり、最も厳しいと言われるECE-90規格の認証を受けている。

【デュアルキャストブレーキディスク】
鋳鉄製ブレーキディスクとアルミニウム製ハブを組み合わせた構成で、30%の軽量化を達成。
熱変形に対しては、永久的に最大70%低減する効果もあるようだ。

20230408_ブレンボ_ブレーキディスク_新モデル_02

ところ変わって、こちらはグリーンナンスというコンセプトモデル。

過走行な車向けに開発された特殊鋳鉄ディスクとブレーキパッドで構成されており、これによりPM10を83%、PM2.5を80%削減。
合わせて耐摩耗性の向上により、従来より寿命が2倍になったという。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
株式会社ブレンボ・ジャパン