スペイン発の簡単手軽な布製タイヤチェーン「スパルコ・スノーソックス」
これまでに金属製、プラスチック製、布製のチェーンが市場に送り出されているが、どれも一長一短あり、予算や利用用途によって選んできた。
しかし2018年12月。
新たな法令により、使用タイヤを問わず、一定条件下による規制区間では装着が義務化される事となった。
そんな背景の元、今回は手軽さに着目。
それに見合う性能を発揮するという、スパルコ・スノーソックスを紹介する。
この製品は、イタリアのレーシングギアメーカー「SPARCO」の公式ライセンスを受けている、スペインのカー用品ブランド「スパルコ・コルサ」が開発したもの。
それを、日本側代理店の関東車輌（株）が輸入販売している。
その特長は、軽くて取り付けや収納、手入れが簡単という点につきる。
取り付けに要する時間は、誰でも約3分ほど。
ジャッキアップ不要で、フェンダーとのクリアランスが狭い車でも装着できるという。
一度経験した方ならおわかりだろうが、タイヤチェーンの脱着や収納、手入れは意外と面倒で疲れるもの。
それを雪の降る中で行うと、さらにしんどい事になる。
義務化により脱着頻度が高まる事もあるわけで、そうなるといかに手間をかけず、手早く作業できるかがポイントとなってくる。
その前提でこのスパルコ・スノーソックスを見ると、その条件にぴったり合うように思える。
肝心のグリップはどうか？
全体は高品質ポリエステル繊維による布製だが、世界でもっとも厳しいと言われるタイヤチェーン認証「ONORM」の取得と、欧州標準化委員会が設定した規格である「EN16662-1」に準拠している事からも、雪道やアイスバーンでの走行性能はかなり高そうだ。
もちろん、雪のない道で長時間走らせるのはNG。
同系統の製品より摩耗度合いはかなり抑えられているが、それでも消耗は早まるので、手軽さを生かしてマメに脱着するのがいいだろう。
製品は、走行機会の少ない方向けのベーシックモデルと、SUVに乗られている方、雪道、アイスバーンを頻繁に走る方向けのハイパフォーマンスモデルの２つを用意。
適用サイズも、軽自動車用から22インチ、大型車用まで幅広く取り揃えている。