3年ぶりに、あのニスモフェスティバルが富士スピードウェイに帰ってきた。
いよいよ冬本番を迎えそうな寒さを感じる12月だが、会場へは、コロナ過でお預けをくらっていた日産/NISMOファンが大挙して押し寄せた。
その模様を4部構成で振り返っていく。
今回はパート2。

新旧Zカーの並びも見どころ。
ピットビル3階ではレーシングカー体験イベントが行われ賑わっていたが、パドックも多くの来場者でごった返している。
ここにはレーシングチームや、日産/NISMO車のチューニングやカスタマイズを得意とするカーショップ、パーツメーカー等のブースが軒を連ねていた。
やはり話題のRZ34フェアレディZが目立つが、多くは最近納車したばかりでパーツ開発はこれから。
日本国内での納車がごく僅かな状況でもあるため、じっくり開発を進めていくところもあるようだ。

今年のスーパーGTチャンピオン「カルソニックインパル」ブースや「KONDOレーシング」などの人気チーム前は長蛇の列。

チューニングパーツのアウトレット品販売。
消耗品を買いだめするお客さんも。

日産京都自動車大学校では、Z34をS30風にカスタマイズした「S340Z」を展示。

日産京都自動車大学校のテント内では、様々な自動車機構を体験できるコーナーも設置。

エキゾーストメーカー「FUJITSUBO」では、早くも開発中のRZ34フェアレディZ用マフラーを披露

チューニングパーツメーカー「HKS」では、一押しの車高調「ハイパーマックス」シリーズを前面に。

数年前に開始したニスモヘリテージパーツも、製品ラインナップが充実してきた。

往年のS30Zやハコスカのシートをモチーフにしたインテリアチェア。
日産の公認を得てDEN MOTORSが企画、製造、販売を行う。

純金で作られたS30Zやハコスカのミニチュアモデル。日産の監修を受け、細部まで細かく作り込まれている。
金の専門企業SGCが企画、製造、販売を行う。

フランスのミシュランタイヤブース。
タイヤ開発は現在もフランスで行っているとか。
遠方なだけに一見、国産勢と違い開発に遅延があるように思えたが、例えば日本の昼間にデータを取りフランス本国に送信、時差の関係で本国では昼間にデータを受け取れるため、日本側が寝ている間にデータ解析やタイヤ製造が行えるという。
そうなると日本側が目覚めたときに結果が出るため、開発スピードや対応は国産勢より早いかもしれない。

ヒストリックカーエキシビジョンのピット前

臼井自動車ではゼッケンの張り替えを急ピッチで実施中
今年もB110サニーや510ブルーバードなど、1970年ごろのツーリングカーレースに参加していた日産ヒストリックカー達が集結した。
往年のファンは懐かしみ、若い自動車ファンは、今にはない個性とキャブレター付きエンジンに興味津々な様子。