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エンジンや内装等を傷付けず洗浄するドライアイス技術

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エンジンオーバーホールや車の整備、レストア、内外装のリフレッシュを行う際、頑固な油汚れや焦げ付きまで簡単に落とせ、そのうえ下地や素材を傷つけない洗浄システムがある。
それが株式会社グリーンテックジャパンで販売するドライアイス洗浄機だ。

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グリーンテックジャパンのドライアイス洗浄サンプル

グリーンテックジャパンのドライアイス洗浄機にはブラスト洗浄技術が用いられている。
これは、ドライアイスの粒子とパウダーを洗浄機内で混合させ、それを最適な流体に作り出して施工箇所に吹き付けるもので、航空機の塗装剥離用に開発した技術が元となっている。
その原理は以下の通り。

・施工箇所と付着物との間にドライアイスが入り込む。
・吹き付けた施工箇所に対して温度差によるサーマルショック効果を引き出し、付着物(汚れ)が熱収縮によりクラックが発生する。
・入り込んだドライアイスが気体となった際、750倍の体積膨張が発生する。
・それらの効果により、付着物(汚れ)が剥離する。

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ドライアイス洗浄を行ったエンジンブロックやヘッドサンプル

その特性上、人間の手や機械の届かない狭い部分まで汚れを取る事ができ、ドライアイス自体が柔らかい性質なため、施工箇所に対して余計な研磨が発生する事もない。
そのためエンジン部品や内装部品など、施工箇所の場所や素材問わず使う事ができる。
施工後も、ドライアイスは気体になるため残留物は発生しない。
廃液も出ない乾式洗浄であり、使用するドライアイス自身もリサイクル品が使えるため、地球環境に優しい製品となっている。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
株式会社グリーンテックジャパン