警告灯も場所に囚われず映し出せる帝国インキのステルス印刷
どんな場所にも警告灯やインジケーターを表示させるという帝国インキ製造株式会社のステルス印刷。 この技術を応用すれば、従来の自動車インテリアの概念を打ち壊し、これまでにないユニークなデザインを作り出す可能性を秘めている。
このステルス印刷。
マットクリアー、透過色、ポリカーボネート基材、意匠が施される墨抜きパターンの多層印刷で構成されている。
この状態では無地だが、それにバックライトを照射する事で意匠が表示されるようになる。
ベース色や透過色に制限はなく、様々な色の選択が可能。
意匠は文字だけでなく複雑な曲線デザインも施せるし、写真のようなカーボン柄もOK。
さらに同じ位置に違う絵柄を施し、そこへ違う色のLEDを交互に照射して絵柄を切り替えて表示させる事もできる。
この技術最大のメリットは、インテリアのデザイン制約が無くなる事だろう。
これまで、インジケーターの表示スペースを考慮したデザインが要求されてきたが、ステルス印刷を使えば制約に囚われないデザインを生み出せる。
むしろメーターパネル自体が要らなくなるかもしれない。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
帝国インキ製造株式会社