You are here
Home > EVENT > カスタムカーとお野菜 – ホンダ・アクセス

カスタムカーとお野菜 – ホンダ・アクセス

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_01

東京オートサロン2017会場内、速さを追及したチューニングカー、ド派手なカスタムカー、綺麗どころのキャンギャルオンステージが入り乱れる会場の中、ふと目に止まったのが…“野菜???”。つい視線の先へ足を向けてみると、この車がいた。

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_02

多くの方が、その愛らしい可愛さと荷台にとめてある新鮮な野菜達に目を奪われていた。どこのショップの仕業かと思い担当者を捕まえてみると、なんとあの「ホンダ・アクセス」の従業員だというのだからさらに驚いた。
ホンダ・アクセス」と言えば、ホンダ車向けのカーアクセサリーやカスタムパーツの企画・開発・販売を行う老舗企業。ホンダ車乗りなら何度もお世話になっているところだ。

そんな「ホンダ・アクセス」が野菜????
担当者にお話しを伺ってみると、とても興味深いプロジェクトの中で生まれた車である事がわかった。

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_03

そのプロジェクトの名は「N Lab.(エヌラボ)」。「ホンダ・アクセス」従業員有志による自発的な活動なのだそうだ。
実際にこうしたカスタムカーの企画、制作のような物作りに参加し、それをイベント展示などしながら多くのお客様とのコミュニケーションや意見を得ていく事で、今後の自社の業務、商品作りへ生かしていこうという狙いがあるそうだ。

真正の車好きなら、このようなプロジェクトへ参加できるのは願ってもない事だろう。何より、普段お客様と接する事が少ない開発サイドの思いとそれを見たお客様の反応を比較するまたとない機会といえる。とても意義のあるプロジェクトだ。

そうして生まれた一台がこの「T880」。

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_04

コンセプトは”働く車はカッコいい”。「アクティ・トラック」をベースに、農家の皆さんで使ってもらえるような車を目指したのだとか。それでようやく野菜との関連が見えてきた。

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_05

外観は、いわゆる”カッコいいアニキ”、”明るく元気な農家の女子”にこそ乗ってもらえるよう、ワイドで力強く、それでいて愛らしい顔つきに仕上がっている。

インテリアはベンチシート。当日、編者は大き目のバッグを抱えていたのだが、跳ね上げ式ステアリングと相まってか、とても乗り降りしやすかった。シフトノブも高い位置にあって操作しやすそう。

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_06

見た目だけでなく、バモス用パーツを流用してターボ化されたエンジン、足回りや駆動系にも手がいれられており、空力テストも入念に重ねて仕上げられたとか。もちろん、荷台に積んだ農作物が痛まないようにする配慮も忘れていない。

東京オートサロン_ホンダアクセス_20170128_07

もはや市販車として販売してもおかしくないレベルであり、さすが自動車メーカー直系と言える拘りを随所に見せつけてくれた。

さて、農作業に従事する若者を中心に、農業をもっと盛り上げようとする活動が各地で見られる。

農家の若者離れが深刻化する一方で、農業に従事する若者達が、自身の感性、自身の目線で、農業の面白さについて、WEBやイベントなどを通して自ら情報を発信しているのだ。
※こちらはほんの一部。
FAM-FLAG
輝く農女新聞
TEN株式会社

こちらのような若者ならではの農作業スタイルを独自展開しているブランドもあって、とても興味深い。
のらぎ屋

こうした感性を持つ農家の人たちには、ぜひ仕事で使う車にも拘ってもらいたい。今回紹介した車のような「T880」こそ、ぴったりなんじゃないかなと思った。

尚、この車はあくまでコンセプトカーであり、今のところ市販の予定はない。ただそれも、市場の声次第で変わる可能性もあるそうだ。
興味を持たれた方々は、ぜひ何人ぶんかの署名を集めるなどして、「ホンダ・アクセス」まで要望を送ってみてほしい。

【取材–文―写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力・お問い合わせ】
株式会社ホンダ・アクセス

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。
サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。

Top