東京オートサロン2017取材記事。
今回は、「ホンダ・アクセス」が進めるプロジェクト「N Lab.(エヌラボ)」と、その成果として開発されたホンダ・アクティーべースのカスタムトラック「T880」を紹介する。
多くの野菜達が目立つ「ホンダ・アクセス」ブース。
「N Lab.(エヌラボ)」とは「ホンダ・アクセス」社員有志による自発的な活動プロジェクトで、こうしたカスタムカーの企画、制作のような物作りに参加し、それをイベント展示しながら多くのお客様とのコミュニケーションや意見を得ていく事で、今後の自社の業務、商品作りへ生かしていこうという取り組み。
真正の車好きなら、このようなプロジェクトへ参加できるのは願ってもない事だろう。
何より、普段お客様と接する事が少ない開発サイドの思いと、それを見たお客様の反応を比較するまたとない機会といえる。
その一環で生まれたのが、このカスタムトラック「T880」。
コンセプトは”働く車はカッコいい”で、「アクティ・トラック」をベースに、農家の皆さんで使ってもらえるような車を目指したとの事。
それでようやく野菜との関連が見えてきた。
外観は、いわゆる”カッコいいアニキ”、”明るく元気な農家の女子”にこそ乗ってもらえるよう、ワイドで力強く、それでいて愛らしい顔つきに仕上げられている。
メカにも大きく手が入れられており、その範囲もバモス用パーツを流用してターボ化されたエンジンに、足回りや駆動系、さらに空力テストまで行ったとか。
もちろん、荷台に積んだ農作物が痛まないようにする配慮も忘れていない。
インテリアはベンチシート。
跳ね上げ式ステアリングと相まってか、とても乗り降りしやすかった。
シフトノブも高い位置にあって操作しやすそう。
頻繁な乗り降りもありえる農家では、「T880」の乗降性の高さはとても助かるだろう。
【取材–文―写真】
編者(REVOLT-IS)
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株式会社ホンダ・アクセス