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ブリッドのバケットシート「ストラディアⅢ」の評価

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イエローハット新山下店で開催の「オートフェスティバル」取材記事。
今回は、タカマコンペティションプロダクトブースで展示のブリッドのバケットシート「ストラディアⅢ」を実際に体感して得た感想をまとめてみた。
ストラディアⅢの詳しい製品紹介は、こちらの記事をご覧頂きたい。

スポーツ走行と街乗りでは、シートに要求される性能は相反する。
片や、軽く低い着座位置で体のホールド性が高い事が求められ、片や、高いクッション性と乗り降りのしやすさ、シートポジションも自在に変更できる事が求められたりする。
これらの要求を一つのシートに詰め込んだのがブリッドの「ストラディアシリーズ」であり、「ストラディアⅡ」まではセミバケットシートと謳っていたものの、今回紹介する「ストラディアⅢ」ではその謳い文句が無くなっており、その事からもフルバケットシートをより意識した事が窺える。

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こちらがその「ストラディアⅢ
一見するとコンパクトな印象。
さっそく試してみたところ、深い位置まですっぽり座る事が出来た。
クッション性もなかなか気持ち良い。

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印象的だったのが下半身部分。
腰やお尻のあたりまで穴にすっぽりハマる感じで、しっかり固定されている。
上半身はフルバケットシートほどではないが、胸下からお腹あたりのホールド性は従来のセミバケットシートより高く感じた。
胸から上は、従来モデルに近いゆとりが感じられる。
街乗りでの乗降性も考慮するなら、このくらいでちょうど良いのかもしれない。
ただ4点式以上のシートベルト装着を前提なら、高Gの応酬となるハードなスポーツ走行でも十分対応できるだろう。

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これは「ストラディアⅢ」から装着されているシートリクライニングの調整レバー。
コンパクトながら使いやすい位置にあり、レバーを動かしてみるとほぼ平面に近い位置まで倒す事ができた。
適度な角度に止めて感触を確かめてみたが、製品の謳い文句通りガタは感じられずレバーの動作フィーリングもしっかりしている。
車によっては、純正シートのリクライニング機構より高い精度を感じるかもしれない。
サーキット遠征をされている方の中には車中泊の方もいると思うが、このシートはそういった方々にも重宝するだろう。

ストラディアⅢ」は、一台の愛車で街乗りからサーキット走行まで妥協せずドライビングを楽しみたい方に最適なシートとなりそうだ。

余談だが、編者は昨今のコロナ過の影響でデスクワークが増えて運動量が減ったため、お腹から下、お尻あたりが若干太目な体系となってしまった。
そんな体系かつスキニージーンズを履いたスタイルで今回の「ストラディアⅢ」を試したため、上述の感想はその事を前提として頂きたい。
細身な方だと、編者でちょうど良かった腰回りにゆとりが生まれるかもしれない。
興味を持った方は、今回の「オートフェスティバル」のようなイベントで実際に体感してもらい、どの程度調整が可能かを含めて現地担当者へ相談される事をお勧める。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – お問合せ】
株式会社タカマコンペティションプロダクト
ブリッド株式会社