日本車への樹脂製「給油口・給電口」導入の広がり
人とくるまのテクノロジー展2021取材記事。
今回は、ダイキョーニシカワ株式会社の樹脂製「給油口・給電口」を紹介する。
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一般的な「給油口」は鉄製の蓋を思い浮かべる方も多いだろうが、欧州メーカー車では樹脂製が広く普及しており、近年は日本車でも普及の途にある。
そんな中、ダイキョーニシカワでは2013年にいち早く軽自動車向けの樹脂製「給油口」を開発。
その後は普通車向け樹脂製「給油口」の供給を広げていきながら、2018年には時代の要請に合わせて樹脂製の「給電口」も生産開始。
今や国内メーカーで樹脂製「給油口・給電口」のシェアNo.1となっている。
そんなダイキョーニシカワの樹脂製「給油口・給電口」には、次の特長がある。
・鋼板製から60%もの軽量化。
・鋼板プレスでは難しい、複雑なデザインや機能性を向上させる形状の実現。
・キャップ部分と統一した質感。
・手触りの良さと重厚感ある開閉フィーリング。
・鋼板製にありがちな錆の発生が皆無。
個性的なデザインCO2排出低減やEVの航続距離を延ばす効果が見込めるため、多くの自動車メーカーでは軽量化や空力特性の向上が開発命題としてあげられている。
そのため各部品メーカーでは、それこそ塵も積もればというレベルでの軽量化や、カーデザインに見合った形状となる製品開発に取り組んでいる。
その前提でダイキョーニシカワの樹脂製「給油口・給電口」を見返すと、シェアNo.1と謳うだけにそうした要求が十分満たされている事がわかる。
それだけではない。
今回の展示品の多くに共通する「質感」と「触り心地の良さ」が付与された事で、独自性を高めた製品となったように思える。
近年の車の多くに普及されているという樹脂製「給油口・給電口」。
ある日の給油の際、美しい質感と心地よさを感じる事があれば、そこにはダイキョーニシカワの製品が使われているかもしれない。
【文】
編者(REVOLT-IS)
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ダイキョーニシカワ株式会社