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周囲の車の状況、進行方向を路面に投影

20210608_市光工業_ニアフィールドプロジェクション_ヴァレオ
(C) ICHIKOH / Valeo
商用利用、無断転載を禁じます。

人とくるまのテクノロジー展2021の取材記事。
今回は市光工業株式会社の「ニアフィールドプロジェクション」を紹介する。
※本記事中の情報、画像の商用利用、無断転載を禁じます。

これは、車両周辺の歩行者や自転車、バイクといった道路利用者に向けた情報伝達システムで、車両の動きがわかる情報を矢印アニメーションで路面に投影する事で、車の位置や向かう先をいち早く確実に伝えようというもの。
例えば、車の横に近づく対象に対し、その前方にこのような情報が路面に投影されれば視界に入りやすく、巻き込み防止や接触などの事故を低減させる事もできる。

20210608_市光工業_ニアフィールドプロジェクション_ヴァレオ_02
(C) ICHIKOH / Valeo
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20210608_市光工業_ニアフィールドプロジェクション_ヴァレオ_01
(C) ICHIKOH / Valeo
商用利用、無断転載を禁じます。

このソリューションの一番のポイントは、路面に対しての投影という点だろう。
路面になんらかの表示がされていたら、余所見でスマホやメーターを見ていても見逃す事は少ないはず。
逆に前方をしっかり見ているなら、そうした表示に頼らなくても十分対応できる。
今の時代にあったものと言えるだろう。

この「ニアフィールドプロジェクション」。
矢印だけでなく他記号や文字表示まで可能になれば、様々な分野への応用も考えられる。
今後の開発が楽しみだ。

【文】
編者(REVOLT-IS

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市光工業株式会社
株式会社ヴァレオジャパン
人とくるまのテクノロジー展事務局