ロワアームバーが壊れた状態を見る
タワーバーと並びお手軽なボディ補強パーツとして評価の高いロワアームバーだが、特に車高が落ち気味の車で起伏の激しい道を通過すると、写真の通りあっさり壊れる恐れがある。
不幸にも、編者もその犠牲者の一人となってしまったため、自戒の念を込めてその時の状況をまとめてみる。
車は以前の愛車である三菱・FTOで、クスコのロワアームバーを装着していた。
とある取材先へ向かっている最中に道を間違えてしまい、山道をショートカットすれば時間短縮で目的地に着けそうな事がわかり向かったところ、運悪く未舗装路に突入。
その時焦りがあったのと、車高を2センチダウンに留めていたので油断があったかもしれない。
その先に、大きく掘り返されたような轍と中央に付きだしている岩があったのを見逃してしまい、気が付いた時には、車体底面と岩が接触した嫌な音が。。。
すぐに車を止めてチェックしたところ、液体が漏れている形跡はなし。
それから慎重に走らせてみたが、車やハンドリングに異常は感じられなかったため、そのまま取材先へ直行した。
その後、ショップへ持ち込み点検をお願いしたが、ここで初めてロワアームバーにダメージを受けている事がわかった。
アップで見ると、引きずりつつ下から押されたように変形しているのがわかる。
当たった当初はそれほど強い衝撃とは思えず、運転中も異常は感じられなかったので、これにはびっくり。
このままではボディ補強の役割も厳しくなるため、やむなく新品を取り寄せて交換してもらった。
新品交換後にチェックしたところ車体に問題もなく、アライメントも大きな狂いはなかった。
痛い出費だったが、オイルパンやマフラー、サスペンションを痛めなくて良かったと慰められた。
その後は山道を敬遠するようになったのと、起伏の激しい路面を走る際、細心の注意を払うようになったのは言うまでもない。
【文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)