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簡単低コストで汚さない車用消火器 – Blazecut


年間4,000件も発生していると言われる車両火災。
その原因も燃料やオイル漏れ、エンジンルーム内に可燃物を置きっぱなしで走行、バッテリーや電装系のショート等があり、さらに停止状態でエンジンを長時間高回転まで回し続けていた事も要因としてあげられている。
その対策として愛車への消火器の常備が考えられるが、ここでユニークな消火システムBLAZECUTを紹介したい。

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BLAZECUTはオーストラリアの消火器メーカー。
製品はヨーロッパのスロバキアで生産されており、それを日本のフォルクスワーゲン専門店GAKUYAが正規輸入代理店として国内販売を行っている。

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こちらは取り付けた状態。
この白いホースが消化システムそのもので、所定の場所にタイラップ止めするだけで設置完了。
その中にはHFC-227eというハロゲン系消火剤が封入されている。

消火方法は、火の燃料となる酸素を絶つ、いわゆる窒息消火。
窒息消火のイメージとしては、理科の実験で使っていたアルコールランプに対し、蓋を閉めて火を消していたのを思い浮かべてもらえたらいいだろう。

本製品の仕組みだが、例えばエンジンルームに火災が発生した場合、内部温度が120℃くらいになるとホースが破裂。
と同時に、封入された消火剤が勢いよく散布されて周囲の酸素を遮断するようになっている。
消火の様子はこちらの動画をご覧頂きたい。

BLAZECUTのメリットとして以下があげられる。

  • 電源や専用機器の設置不要。
  • 自動で作動。
  • 低コスト(小型モデルで23,100円から、通常モデルで33,000円から)。
  • 耐用年数は5年から10年のメンテナンスフリー。
  • 取り付けが簡単。
  • 消火時は気体が噴出されるので、対象を汚さない。
  • オゾン層破壊物質を含まない。
  • 僅かな隙間にも浸透する。
  • 普通(A)・油(B)・電気(C)火災全てに対応。
  • 電子機器に影響を与えない。

設置場所が可能な限り密閉になる空間である事と、取り付け位置にちょっと工夫が必要だが、一般の消火器だと室内に設置しておくと快適性がいくらか犠牲となるし、消火のタイミングも人任せとなる。
このBLAZECUTなら、例え気が付かないうちに火が発生してもすぐ消火できるし、一般の消火器のように消火剤まみれになる事もないので、火災のダメージがなければそのまま走行する事さえできる(もちろん再出火の危険がないかの確認は必要だが)

ところで、今回紹介したものは公道での使用を前提としたものだが、サーキット走行時でも条件が合うなら使えないだろうか?
消火器という重たいものを載せる必要もなく、例え火災でも問題なければすぐに復帰できると良い事尽くめ。
機会があれば、こちらも試してみたいところだ。

【取材 – 写真 – 文】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ先】
GAKUYABLAZECUT JAPAN

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。