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意外と知らないワイパーの話 – デンソーワイパシステムズ

20210330_デンソー_ワイパー_ブレード

“日本ワイパブレード”と”朝日製作所”が合併して誕生した“デンソーワイパシステムズ”
オンライン開催となった国際オートアフターマーケットEXPO2021では、自社製品のワイパーを効果的に機能させる話や交換時期、使用中の各部の状態変化についてプレゼンテーションされていた。
その内容は意外と一般でも知られていない事柄もあったため、本記事にてまとめて紹介する。

雨のドライブに欠かせないものと言えば、誰しもがワイパーをあげるだろう。
これまでに様々な車や技術が誕生してきたが、ワイパーに関しては昔からほとんど変わっていない。
長く使っていると、ワイパーゴムやブレード本体が段々と劣化していくのも昔と変わらずで、消耗品の一つとして数えられている。

視界不良による事故の原因にもなるので定期的に交換したい所だが、こと交換時期に関しては人によってまちまちだったりする。

その理由の一つとして、人間の目の機能があげられる。

劣化により視界不良の度合いが少しずつ増してくるものの、目はその時々の視界状況に順応しようとするため、まだ問題ないだろうと交換時期を遅らせてしまうという。
極端な話、性能がほとんど落ちた状態でも問題ないと判断する方もいるくらいで、ちょっと危険と言える。

20210330_デンソー_ワイパー_ブレード_03

ここでワイパー本来の役割をお浚いしてみる。

人間の目というのは、外から届く光で網膜に像を投影させる事で物を見たり認識したり出来る。
思い出してほしいが、雨の日にワイパーを作動させないと景色が見づらくなるが、それは、ウィンドウに付いた雨粒の影響で正常に光が届かなくなるため発生する。

そこでワイパーを作動させて余分な雨粒を削ぎ、ウィンドウ上に均一な水の膜を形成させて光を正常に届くようにさせている。

その効果を最大限に高めるため、市販のワイパー製品ではウィンドウに対し、ワイパーゴムが最適な角度で均一に圧し当てるよう調整されている。

20210330_デンソー_ワイパー_ブレード_01

こちらは、ワイパーの劣化状況を確認するチェックポイントをまとめたものだ。
ワイパーゴムだけでなく、画像の通りブレード本体も錆や歪みなどが発生してくる。
そうなると、例えゴムだけ新品にしても元の性能へは戻らない。

少しでも劣化が確認できたら、こちらも直に交換しよう。

わからない場合は、ワイパーを動かすだけでもブレードの劣化が確認できる。
例えば、ゴムを変えたのに水膜が綺麗に拭えない、ビビリ音が発生するなどしたら、その時点でブレードが劣化していると判断していい。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【写真・取材協力 – 問い合わせ先】
デンソーワイパシステムズ