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意外と知らないワイパーの話 – デンソーワイパシステムズ


“日本ワイパブレード”と”朝日製作所”が合併して誕生した“デンソーワイパシステムズ”
オンライン開催となった国際オートアフターマーケットEXPO2021では、自社製品のワイパーを効果的に機能させる話や交換時期、使用中の各部の状態変化についてプレゼンテーションされていた。
その内容は意外と一般でも知られていない事柄もあったため、本記事にてまとめて紹介する。

雨のドライブに欠かせないものと言えば、誰しもがワイパーをあげるだろう。
これまでに様々な車や技術が誕生してきたが、ワイパーに関しては昔からほとんど変わっていない。
長く使っていると、ワイパーゴムやブレード本体が段々と劣化していくのも昔と変わらずで、消耗品の一つとして数えられている。

視界不良による事故の原因にもなるので定期的に交換したい所だが、こと交換時期に関しては人によってまちまちだったりする。
その理由の一つが人間の目の機能。
劣化により視界不良の度合いが少しずつ増してくるものの、人間の目がその時々の視界状況に順応しようとするため、まだ問題ないだろうと交換時期を遅らせてしまうという。
極端な話、ワイパー性能がほとんど落ちた状態でも問題ないと判断する方もいるくらいで、ちょっと危険と言える。

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ここでワイパー本来の役割をお浚いしてみる。
人間の目というのは、外から届く光で網膜に像を投影させる事で物を見たり認識したり出来る。
思い出してほしいが、雨の日にワイパーを作動させないと景色が見づらくなるが、それは、ウィンドウに付いた雨粒の影響で正常に光が届かなくなるため発生する。
そこでワイパーを作動させて余分な雨粒を削ぎ、ウィンドウ上に均一な水の膜を形成させて光を正常に届くようにさせている。

その効果を最大限に高めるため、市販のワイパー製品ではウィンドウに対し、ワイパーゴムが最適な角度で均一に圧し当てるよう調整されている。

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こちらは、ワイパーの劣化状況を確認するチェックポイントをまとめたものだ。
消耗品なだけに徐々に劣化していく。
それもワイパーゴムだけでなく、画像の通りブレード本体も錆や歪みなどが発生してくるため、そうなってくると、例えワイパーゴムだけ新品にしても元の性能が戻らなくなってくる。
少しでも、ブレードに劣化が確認できたら直に交換したいところ。
だが、それらがわからない場合では、ワイパーを動かした時の状態でブレードの劣化を確認できる。
例えば、ワイパーゴムを変えたのに水の膜が綺麗に拭えなくなったり、ビビリ音が発生し始めたら、それらはブレードの劣化が原因で発生していると判断していい。
ウィンドウへワイパーゴムが正しく圧し当ててあれば、起こりえない事であるからだ。

これらチェックポイントをぜひ参考にしていただき、雨の日でも安全安心快適なドライブが出来るよう心がけていこう。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【写真・取材協力 – 問い合わせ先】
デンソーワイパシステムズ

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。