手に馴染み油が付いても滑り難い作業手袋 – グリッパーズグローブ
手にしっかりフィットし疲れにくく、それでいて高グリップで油にも滑らない作業手袋と言えばグリッパーズグローブ。
車整備を始め、様々な作業に欠かせない相棒として今も大活躍している。
今回は国際オートアフターマーケットEXPO2021で伺ったお話を元に、あらためてこの手袋を紹介していく。
物は作業用のニトリルゴム製の手袋。
まず外観上の大きな特徴として、手袋表面に施された魚の鱗形状の凹凸が目につく。
これは摩擦係数を高める狙いがあり、グリップ力の向上と、油や油分が付いた物を持っても滑りにくくさせる効果がある。
さらに外側だけでなく親指内側にも魚の鱗形状の凹凸が、その他にも凸凹形状を取り入れており、手から手袋が滑ってズレたり脱げないような工夫がなされている。
そしてこの鱗形状は強度向上にも寄与しており、その強度は他社のニトリルゴム手袋の1.5倍以上。
強く引っ張っても破れにくくなっている。
グリッパーズグローブの素材には手が馴染みやすい特殊原料が使われており、高いフィット感とソフトタッチを実現。
これらはネジや工具等を掴みやすく作業性を向上させると共に、疲労軽減の効果も期待できる。
また、油やケミカルが手袋を通して直接肌に触れる事のないよう浸透性も低減されている。
整備中の手荒れ肌荒れは業界では日常だが、こうした手袋の普及が進むと、そうした日常も減ってくるかもしれない。
そして近年の整備業界ならではな特徴として、グリッパーズグローブを装着したままスマホやタブレット端末を操作出来るようになっている。
デジタル化が進む整備現場。
端末に表示される整備案件やお客様情報を確認する際はいちいち手袋を外す必要があったが、グリッパーズグローブならその必要がない。
なにより確認の度に手袋を捨てる事を減らせるため、使用量とゴミの削減にも繋がってくる。
作業性、フィット性、耐久性、耐油性といった各要素が高くバランスされたこのグリッパーズグローブ。
整備現場だけでなく、家庭にあっても重宝しそうだ。
【取材 – 文】
編者(REVOLT-IS)
【取材 – 写真協力 – 問い合わせ先】
原田産業株式会社