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1996年ブリヂストンF1タイヤテストの様子


2021年のF1合同テストがスタートした。
ホンダの第四期F1活動最終年となる今年は、7年ぶりに誕生した日本人F1ドライバー角田裕毅がフル参戦を果たす事もあり、色々な意味で見どころの多い1年となりそうだ。
果たして日本のエンジンがチャンピオンを獲得できるのか?
日本人F1ドライバーによる初優勝を見る事が出来るのか?

ここでふと、F1での日本勢の活躍を紐解いてみたくなった。

時は1996年。
当時、所用で鈴鹿サーキットを訪れていた編者は、たまたま、F1参戦を翌年に控えた日本のタイヤメーカーブリヂストンF1タイヤテストの現場に遭遇した。

マシンは、F1チームのリジェから譲りうけた1995年マシンのJS41
ドライバーは、前年にF1を引退したばかりの鈴木亜久里
エンジンは、無限ホンダの3リッターV10エンジン。

尚、本記事で紹介する映像は、編者が8ミリカメラで撮影した記録テープをデジタルデータに落としたもの。
ノイズや映像劣化が酷い箇所も多く大変恐縮ではあるが、今では聴く事のないV10サウンドと当時のF1マシンをご堪能頂きたい。

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この時代のブリヂストンと言えば、アメリカのインディカーレースと写真のDTM(第一期のドイツツーリングカー選手権)が海外での主なモータースポーツ活動だったが、1989年からF1タイヤの基礎研究と開発テストは続けられていた。
そして、世界中により広くブリヂストンのブランドイメージを浸透させるには、やはりF1へのタイヤ供給が必要不可欠との結論に至り、1996年のF1参戦の公式発表以降、精力的にテストが続けられていた。

今ほど使用マシンやテストの制限がなかった時代。
前年マシンを使って行われたテストで貴重なデータを得る事ができたブリヂストンは、翌年の参戦開始から好成績を連発し、さらに1998年にはトップチームのマクラーレンメルセデスと組み早くもワールドチャンピオンを獲得。
さらに1999年以降のフェラーリ×ミハエル・シューマッハの快進撃を支えるタイヤとして、一時代を築く事になる。。。


【文 – 写真 – 動画】
編者(REVOLT-IS

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。