30
7月
2016

驚愕のミニバンドリフト – 日産C23セレナ

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ドリフトを楽しんでいる方の中には”誰もがやらない車で挑戦してみたい”という気概で、あえてFF車4WD軽自動車軽トラックなどを選択して走りこんでいる者もいる。
独特なセッティングとドライブテクニックが要求されると聞くが、その道を究めた走りは、時に他のFRスポーツ車両を食う走りを見せつけ、ギャラリーを大いに楽しませてくれる。
今回紹介するのはその中の1台。
なんとミニバンである日産・セレナのドリフトを目撃する事となった。

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ミニバンでドリフト?
走りを見ていると、他のFRスポーツ車両と遜色なく、時にそれ以上の角度とスピードで、華麗にコーナーを駆け抜けていく。

FR車?
セレナはFFじゃなかったか?
4WDをFRへコンバートしたのか?
エンジンはなんだ?
シルビア見たいな音がするが、SRエンジンに積み替えたのか?

大変な衝撃でちょっとした混乱に陥ってしまった。
そんな私のパニックぶりを察したのか、たまたま隣にいた知人が解説をしてくれた。

このセレナは初代のC23型でFR車。
しかも、S13シルビアと同じSR20エンジンを搭載しているマニュアルミッション車だという。

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それで全て納得。
しかし、視野の広さと車両の知識、発想の豊かさがないと、C23セレナという選択視に行きつかないのではないか?
オーナーさんの見識と行動力には、ただただ感嘆するばかりだ。

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こちらは車室内。
サイドブレーキの加工やステアリング位置、キルスイッチを含めたメーター周りの設置位置などから、ドリフト中の運転や愛車のコンディションチェックのしやすさにかなり拘っているように見受けられる。

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リアにバケットシート。
この時は確か一脚のみだったかと。
扇風機が渋い。
そして しっかり組まれたロールケージに内装剥がしまで、抜かりなく行われている。
一般的にミニバンは、荷物や人を載せて前後荷重のバランスが良くなるよう設計されているので、このC23セレナのリアはより軽くなっているはず。
1コーナー進入の角度がよくついていたのは、この車体作りも影響しているのかもしれない。

足回りはフロントがストラット、リアはマルチリンクかリーフリジット。
もしリーフリジットならば、いわゆる”板バネ”の形状、枚数でのセッティングが必要となる。
”板バネは面白い”という話をある人から聞いた事があるが、セレナではどうだろう?

では最後にリンク先の動画で、セレナの実際の走りをご覧頂きたい。
セレナおじさん
Mini Van Drifting Nissan SERENA(C23)

動画を見ての通り、ミニバンらしくない、速くて綺麗なドリフトアングルで駆け抜けている。
へたするとスポーツカードリフトも喰いそうな勢い。
このC23セレナを舐めてかかってはいけない。

【文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【オーナー】
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