You are here
Home > OWNER'S > 驚愕のミニバンドリフト – 日産セレナ

驚愕のミニバンドリフト – 日産セレナ

オーナー_日産_セレナ_ドリフト_20160730

ドリフト。一般的には、FRスポーツの車が華麗なスライドと白煙を巻き上げてコーナーを走り抜けていく様を想像するだろう。現に、トップのモータースポーツカテゴリーの一つである D1GPFormula DriftはFRのスポーツ車両の独壇場である。

しかし、”誰もがやらない事で挑戦してみたい”。そんな気概で、あえてFF車4WD軽自動車軽トラックなどを選択して走りこんでいる者もいる。独特なセッティングとドライブテクニックが要求されると聞くが、その道を究めた走りは、時にドリフトイベントで他のFRスポーツ車両を食う走りを見せてくれ、ギャラリーを大いに楽しませてくれている。

そんな中、2016年の4月10日に茂原サーキットで開催された ドリフトバイクの祭典”2&4バリドリ天国”で、なんとミニバンの”日産・セレナ”がドリフトしている様を拝見する事となったので、ここに紹介したい。

オーナー_日産_セレナ_ドリフト_20160730_02
ミニバンでドリフト?走りを見ていると、他のFRスポーツ車両と遜色なく、時にそれ以上の角度とスピードで、華麗にコーナーを駆け抜けていく。
FR車?セレナはFFじゃなかったか?4WDをFRへコンバートしたのか?エンジンはなんだ?シルビア見たいな音がするが、SRエンジンに積み替えたのか?私は大変な衝撃とちょっとした混乱に陥ってしまった。

そんな私のパニックぶりを察したのか、たまたま隣にいた”ウチダカーワールド”の方が、丁寧に解説をしてくれた。

このセレナは初代のC23型で列記としたFR車。しかもS13のシルビアと同じ、SR20エンジンを搭載している希少なマニュアルミッションのグレードなのだという。それをベースにドリフトができるように仕上げられたのだとか。

オーナー_日産_セレナ_ドリフト_20160730_01
それで全てが納得。しかし、かなりの視野の広さと車両の知識、発想の豊かさがないと、セレナという選択視に行きつかないのではないか?オーナーさんの見識と行動力には、ただただ感嘆するばかりだ。

オーナー_日産_セレナ_ドリフト_20160730_03
こちらは車室内。サイドブレーキの加工やステアリング位置、キルスイッチを含めたメーター周りの設置位置などから、ドリフト中の運転や愛車のコンディションチェックのしやすさにかなり拘っているように見受けられる。

オーナー_日産_セレナ_ドリフト_20160730_04
リアにバケットシート。記憶が曖昧で申し訳ないが、確か一脚のみだったかと。扇風機が渋い。そして、 しっかり組まれたロールケージに室内の内装剥がしが抜かりなく行われている。一般的にミニバンは、荷物や人を載せて前後荷重がバランスよくなるよう設計されるはずなので、これでリアがより軽くなっているはず。1コーナー進入の角度がよくついていたのは、この車体作りも影響しているのかもしれない。

足回りは確かフロントがストラット、リアはマルチリンクかリーフリジット。もしリーフリジットならば、所謂”板バネ”の形状、枚数でのセッティングが必要となる。”板バネは面白い”という話をある人から聞いた事があるが、セレナではどうなのだろう?



動画を見てもわかる通り、全高の高いミニバンらしい動きはあるものの、速くて綺麗なドリフトアングルが作られているのがおわかり頂けるだろう。
ここまで至るのに、走りやセッティングでかなり試行錯誤を繰り返したに違いない。なにしろ参考になる車が皆無で、それこそ自分達でゼロから作りあげなければいけないのだから。

今回はドリフトの撮影自体がメインで、実際にオーナーさんにお話を伺う事は叶わなかった。いずれ近いうちにお話を伺い、その車体作りやセッティング、なぜセレナでドリフトを始めたのかなど、細かく取材させて頂こうかと考えている。その機会が叶えば再びこちらで紹介するつもりなので、楽しみに待って頂きたい。

【文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【オーナーさん】
facebook

2&4バリドリ天国の問合せ
PRO SHOP WAVE (facebook)

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
Top