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カイザーの雨の評価って? – アジアンタイヤ KENDA KAISER

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恥ずかしながら編者の経済事情もあり、街乗りやドライビングの練習用には、韓国や中国、台湾製の、所謂”アジアンタイヤ”を愛車に履かせてる。

現在、履かせているタイヤは、中国製”ケンダ(KENDA)”社のスポーツ・モデルである”カイザー(KAISER) KR20”。
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このタイヤ、価格も安く、なかなか減らないスポーツタイヤと一部のドリフト愛好家の間では人気が高いのだが、街乗りで使っている人の間では、”雨ではす滑りやすい”、”ウェットではちょっと怖い思いをした”等と、インプレッションでは悪い評価をよく目にする。
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実際の所はどうなんだろか?
ちょうど雨の日、とある場所のヘビーウェットな路面で短い時間ながらそれを試す機会に恵まれたので、簡単なインプレッションを以下に記させて頂く。
※条件
・NAのFF車でアライメントはアンダーセッティング。
・実馬力で170馬力前後。
・タイヤサイズ:205-45/17。
・空気圧:温感で前後2.1kgf/cm2

さっそく走ってみる。最初は遅い速度でコーナーへ進入、コーナーリング中は舵角はそのままに徐々にスピードをあげていく。するとタイヤが腰砕けのようになり、徐々にリアが滑っていくように感じた。すぐにアクセル・コントロールで姿勢を制御、無事にコーナーをクリアした。

今度は気持ち速めのノーブレーキでコーナーへ進入、すぐに腰砕け状態となり車体前後が均一に滑っていくように感じたので、同じように舵角とアクセル・コントロールで姿勢を制御してコーナーをクリアした。

どちらの条件でも、腰砕け状態から徐々に滑っていく感触だった。しかし何十年か前のタイヤにあるような、”すぐにグリップが消える”、”すぐにスピンする”、といったものではないので、アクセル・コントロールで容易に姿勢を立て直せた。

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ネット上の一般ユーザーのタイヤ・インプレッションで雨に対する評価が低いのは、編者が感じたこういった事が影響しているのかもしれない。慣れると面白いが、スポーツ走行と縁がない人、スポーツ走行のスキルが低い人からすれば、ちょっと怖いと感じるかも。

実は以前から、ドライ路面でもコーナーリング時に”ふにゃっ”とした腰砕けの感触をよく味わっており、一般のスポーツタイヤの中でも横剛性が低いタイヤなのかな?と思っている。というのも、履いていた同じアジアン・タイヤ、台湾のナンカン(NANKANG)NS-2ではこのような事はなく、しっかりとタイヤを踏ん張らせながらコーナーリング・スピードをあげる事ができたからだ。

確かに滑りそうな感触はあるが、すぐにグリップが失われる事はない。サーキット等のスポーツ走行でタイムアタックをする時には選択したくはないが、”タイヤの使い方や車体コントロールの練習にはちょうどいいかな?”というのが、編者のこのタイヤに対する印象だ。怖ければスピードを緩めればいいわけだし、ドライバーへ感覚的に滑りを訴えかけてくると思えば、ストリートでの安全性にも寄与するかもしれない。

※本インプレッションは、あくまで編者個人の運転スキルと感覚、考察を元に記したものです。このタイヤに対してこう考えているユーザーがいる、というくらいのレベルでお読み頂き、参考にして頂けたらと思います。

【文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。
サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。

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