東京モーターショー2015_4

東京モーターショー2015 – 部品メーカー編


東京モーターショー 2015 取材記事。
今回は駆動系、操舵系、懸架装置、ベアリング、シール類などを開発するメーカーやタイヤメーカー、ショックアブソーバーメーカーのブースを紹介していく。

まずこちらでは、全体的に”高効率、低摩擦、省電力化”、”工数、部品点数削減”、”低コスト”、”環境対策”、”自動運転”をテーマとした開発を行っている様子。
特に”環境対策”、”自動運転”は、メーカーや政府が強く推し進めているだけに、どこの部品メーカーもより力をいれている様子が伺えた。
EV車用に洗練されたバッテリーや超小型カメラ等、数年前と比べて格段にコンパクトで性能が向上している。

東京モーターショー2015_9 東京モーターショー2015_11

こちらはブリジストンとファルケンのランフラットタイヤ。
ご存知の方も多い事と思うが、ランフラットタイヤとはパンクで空気が抜けても、タイヤ自体がしばらく形状を維持させる事で、一定距離をそのまま走れる事が可能なタイヤの事。
高級外車で広く使われており、最近では対応サイズも増えて徐々にシェアを伸ばしつつある。

驚いたのが、縁がないと思われていたスポーツカー用タイヤでもランフラット技術が使われ始めている事だ。
一般的にランフラットタイヤは重いのが難点。
そのため操縦性を犠牲しがちで敬遠されていた。
しかし現在はかなりの軽量化が図られている様子で、普通のタイヤとまでいかないものの、ストリートタイヤとしては申し分のないパフォーマンスを発揮するようだ。
一部スポーツカーでは、ランフラットタイヤが公式タイヤとして正式採用されているほど。
もちろん、サーキット走行のように限定した環境での用途となれば、ランフラットではなく専用開発のスポーツラジアルに部があることをお伝えしておく。

東京モーターショー2015_12 東京モーターショー2015_10 東京モーターショー2015_8 東京モーターショー2015_1

他にもユニークなタイヤが多く展示されていた。
走行条件に合わせてタイヤ自身がトレッド形状を可変させていくタイヤ。
タイヤ自身が電気を発生するタイヤ。
空気や窒素などの気体が全く必要のないタイヤ。
空力性能をを持たせたタイヤ。

もちろんイベントの目玉的な意味合いで展示された実験的なものばかりだろうが、機会があればぜひ体感してみたいところ。

東京モーターショー2015_7 東京モーターショー2015_6

こちらはカヤバブースで見つけた展示品。
ファッション性の高いショックアブソーバやスプリングが展示してあり興味を引いた。
失礼ながら、質実剛健でお堅いイメージのあったカヤバが、なぜこのようなファッション性の強い商品を展示しているのか?
その理由は、人材育成の一環で”どうやったら自社商品が売れるか?”という自社の若手社員達に託した独自プロジェクトの成果なのだという。

最近は、ファッション性や見た目重視のドレスアップが若者の間で広く流行っており、機能部品であるホイールやブレーキキャリパー、ホイールナットでも色々なカラーが選択できる。
ならばスプリングやショックも様々な色が選択できれば、多くの若者の関心を引くだろう。
それもショックアブソーバー開発の実績豊富なカヤバならば性能面は保証済み。
安心してドレスアップにいそしむ事ができる。

残念ながら塗装は職人による手塗りだそうで、一つを仕上げるのにとても時間がかかっているとか。
コスト面も含め、商品化に向けてのハードルがかなりありそうだ。個人的にはぜひ商品化してほしい一品なのだが。。。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。