24
2月
2021

シリウスメーター不具合問題へのトラストの取り組み

20210221_トラスト_シリウス_メーター_車_有機EL_問題

無機EL技術を使った後付けメーターとして一躍注目を浴びた「シリウスヴィジョン(Sirius Vision)」と「シリウスユニファイ(Sirius Unify)」。
2017年に発表されて数年が経過したが、あらためてSNSでの評価を探ってみたところ、驚いた事に悪評の多さが目立つ結果に。
そこで開発元であるトラスト(TRUST)へ現在までの状況、取り組みについてDMでの取材を敢行。
頂いた回答を元に、現状についてまとめてみた。

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まず収集した悪評を精査したところ、以下の点に絞られてくる。

・ディスプレイのドットが保証期間内で欠けてくる
・昼間は見えにくい、ダッシュボードに置くと昼間はほとんど見えない
・高温になると表示エラーが発生
・台座のガタツキ
・角度調整幅が少ない
・高額
当Twitterで寄せられたリプライ、引用RTなどから引用)

これらについて伺ってみたが、結論から言えば、発売開始当初の生産時にバラツキが発生したため、それが要因となり、表示や接触不良という不具合が出る生産品が出回ったとの事。

購入者からしたらたまったものではない。
競合に比べて倍近い価格であるにも関わらず、表示そのものに不具合が出てしまうのは論外だ。
例えばコンディションが悪いのに、誤標示でドライバーに問題無しと判断されたら、最悪車を壊す事にもなりかねない。

これまでに寄せられるお客様からのクレームをトラストでは深刻に受け止め、さっそく対応を協議。
まずバラツキが出ていた原因調査を行い、問題点を突き止めたうえで対策を実施したとの事。
現在の製品ロットは全て対策品となっているので、安心して頂きたいと語ってくれた。

ただ旧ロットの製品や、新旧関わらず保証期間内で何らかの不具合が発生した場合は、無償での交換や修理を行える体制を整えている。
修理期間は到着後から約1週間ほど。
既に何件かの交換、修理対応を行ってきたが、対応完了後は問題なく使えているとの事。
購入された方々からも正常に使えているとの話を聞いているという。

これまでに発覚した問題や更新が必要な場合、WEBサイト上で随時情報を公開していくそうなので、気になった方はチェックしてほしい。

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今現在も、寄せられるお客様からのクレームや感想、意見は社内全体で共有しつつ、さらなるテストやアップデートを行っている。

近年購入された方や修理後の声を拾ってみた。

・薄暗い所や夜間の方が外からも見えるのでインパクト有り。個人的に大満足。
・2年間使って故障はない。壊れるにも理由があると思うのでどれだけ気をつけてあげれるかだと思う。
・コントロールユニットが使いやすくて3連とかする人にはオススメかなと思う。あと数字の雰囲気などがおとなしめなので旧車などでも合いそう。
・針の動きの滑らかさが微妙な感じだけど、不満が出るほどではない。
・修理後、今のところ大丈夫。
・真夏の炎天下でメーター見えなくなる事もあるけど、冷めれば問題なし。
当Twitterで寄せられたリプライ、引用RTなどから引用)

未来的メーターを選ぶか?従来のメーターを選ぶか?
もちろん購入者の考え、嗜好、予算で決めればいいが、その特性をしっかり理解して扱えるなら、どれを選択肢に入れても問題はないはず。

最後に、製品保証について以下の内容を紹介しておく。

保証書内に記入したお買求め日より、1年間の保証になります。
お客様の正常な使用状態で、故障が発生した場合のみ有効です。
販売店名・お買上げ年月日のご記入は、必ずお買求め販売店にお申付けください。
販売店名・お買上げ年月日のご記入なき場合、または訂正したと思われる場合など保証無効となります。
保証書の再発行はいたしませんので、大切にご保管ください。
(トラストWEBサイトより抜粋)

【文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – お問合せ】
TRUST
シリウスシリーズの不具合について

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