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日本車に精力的なドイツのあのダンパー

カーヴェーの名前で知られるドイツのダンパーメーカー「KW」。
1995年創業と競合他社の中では比較的若い企業ながら、欧州車、特にドイツ車オーナーの間では指名買いも多くあるようで、今や車好きの間でも認知度の高いブランドネームとなっている。
そして近年では日本車にも力を入れており、日本国内でもこれまでの実績、経験を生かした製品を送りだし、日本のチューニング・カスタマイズファンに猛烈に推してきている。

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紫に黄色で縁取られたお馴染みのKWのロゴ。
結構、見覚えのある方は多いのではないだろうか?
特にモータースポーツファンなら、このロゴが貼られた車両の活躍を何度か見かけているはずだ。

それもそのはずで、KWはGTカーやツーリングカーといった、いわゆる箱車系のモータースポーツカテゴリに自社のサスペンションシステムを広く供給している。
その中にはFIA GT選手権ニュルブルクリンク24時間レース、日本のスーパー耐久スーパーGTといったトップカテゴリーも含まれており、供給先のチームからも、そのパフォーマンスに対し非常に高い評価を得ている。
他にも、WTCRの前身であるWTCC(世界ツーリングカー選手権)では大会公式パートナーも務めあげ、その実績と信頼を世界中に広く知らしめている。

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サーキットレースだけでなく、ドリフトやラリー、チューニングカータイムアタックへも積極的にサポートの範囲を広げており、どのようなシーンでもユーザーが満足いくものを作りあげようと日々開発を続けているKW
一見したところ、調整範囲が多く、非常に幅広い用途に対応できる製品という印象を持った。
それは、3Wayタイプとして伸び側、縮み側の減衰調整も縮み側だけで低速域、高速域と別々に細かく調整できる製品をリリースしていたり、メインスプリング単体はもちろんの事、ヘルパースプリングとも組み合わせたより柔軟なスプリングレート変更にも応えることができる点にある。
KWでは、あらゆる路面条件が揃うニュルブルクリンクサーキット(オールドコース)での実走や走行シミュレーター「7ポストリグ」での様々な条件を想定した負荷テストを行っているそうで、そういった背景を聞くと調整範囲の多さも納得がいく。

ただ3Wayタイプまでになってくると、使いこなすにはドライバーのセッティング能力が問われてきそう。
自分の好み、愛車の基準をしっかり見極めておかないと容易にセッティング沼に陥りそうだが、KWでは基準セッティングをきっちり出しているのでそのあたりは心配なさそうだ。
時間をかけて愛車セッティングを拘りぬきたい方なら、たっぷり遊び尽くせそうに思える。
もちろんそこまでの調整範囲は必要ない、もっと手軽に遊びたい方なら、2Wayタイプや伸び側のみ調整できる1Wayタイプ、減衰固定タイプなど豊富な製品ラインナップがあるので、予算や用途に合わせて選択すればいいだろう。

他にも、ステンレス製のシェルケースや車高調整にネジ式を採用するなど、チューニングファンにとって気になる要素が多いKW
いずれ機会を設けて、その性能の真価を見極めたいと思う。

そうそう余談だが、KWの日本公式Twitterと代理店である橋本コーポレーション公式Twitterがなかなか面白い。
商品のPRだけでなく、SNS上のファンとの交流も楽しまれておりフォロワーを増やしつつある。
担当者もとてもフレンドリーな方なので、ぜひアクセスしてみて欲しい。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【お問合せ】
KW Japan
橋本コーポレーション

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。