20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力

軽量にパンクレスに空力を考えたタイヤ – YOKOHAMA

東京モーターショー2019の取材記事。
走り屋やスポーツカー好きの憧れブランドADVANを擁するYOKOHAMAタイヤ
そのYOKOHAMAタイヤのブースを見ると、軽量化や空力といった言葉が並んでたり、ランフラットタイヤとは違う新発想のパンクレスタイヤまで展示されていた。

20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力_04 20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力_05

今やタイヤにまで軽量化の波が押し寄せる昨今。
車体性能向上させるだけでなく省資源化にも対応させるべく、各タイヤメーカーも積極的に開発を進めている。
その開発状況を多くの人に体感してもらうべく、こちらのYOKOHAMAタイヤのブースでは従来のタイヤとコンセプトモデルを実際に持ち、その差を体感できるようになっていた。
さっそく持ち比べてみたところ、軽量モデルはほとんど力がいらず、思わず「えっ。。。なにこれ。。。」という言葉を漏らしてしまった。
これなら、女性でもタイヤを運んだりタイヤ交換をするのとか楽勝かもしれない。

20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力_03 20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力_01

こちらは、先ほど持ち上げた軽量タイヤのアップ。
よく見るとヒダのようなものが付いている。
当初これを見たときは生産時に出来るバリのようなものかと勘繰ってしまったが、なんと空力効果を考えたサイドフィンとのこと。
一部のモータースポーツカテゴリーでは試験的に導入されている技術で、このフィンを付けたタイヤが回転する事で空気の渦を作り、車体サイドの空気の流れを適正化して空気抵抗を低減させる効果を狙っている。
空気抵抗が低ければ、少ない力で車をより前に進める事が出来るため、燃費にも良い影響を与えそうだ。

それにしても。。。まさかタイヤ自身にも空力性能を持たせる時代がくるとは。
もちろんまだコンセプトモデルなため問題は多いようだが、開発が進めば面白い存在となりそうだ。

20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力_06 20191117_横浜タイヤ_アドバン_パンクしない_パンクレス_空力_07

こちらはパンクレスタイヤだ。
パンクしないタイヤは車に乗っている方全ての願望。
現在、新世代の自動運転車に合わせて所謂”エアレスタイヤ”開発が各メーカーで盛んに行われているが、一般からすればまだ遠い話。
現実的には、パンクをしても一時的に走れるランフラットタイヤの選択となるだろう。

ブースには新技術のランフラットタイヤが展示されていたが、その隣にはもう一つのコンセプトで作られたタイヤが展示されていた。
これはセルフ・シール・コンセプトタイヤと言って、タイヤの裏側一面に粘着性の強いシーリング材が塗布されているのが特徴。
例えば釘が刺さった場合、それを抜くと内側のシーリング材が外へ飛び出す方向で噴出し、そのまま穴を塞いでいくという。
言葉よりも動画のほうが仕組みがわかりやすいと思うので、以下にYOKOHAMAタイヤの公式動画も貼りつけておく。

現在、市場に出回っているランフラットタイヤは、ゴム部分自体でしばらく走れるよう剛性をより高める必要があるため重くなってしまうのが欠点だ。
スポーツカー乗りでも走りに拘る方は軽さを求める傾向にあり、例え純正ランフラットタイヤでもそれを通常タイヤに付け替える人もいるほど。
だがこのセルフ・シール・コンセプトタイヤなら、シーリング材を塗布する以外は通常タイヤと変わらないので重くなる心配はない。
まだまだ研究中との事だが、個人的にもぜひとも商品化して頂きたいタイヤだ。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ先】
横浜ゴム株式会社
東京モーターショー事務局

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。