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ロータリーエンジンの圧縮圧力を計測 – K2レーシング

富士スピードウェイに場所を移し、過去最高の盛り上がりを見せた ロータリーエンジン車のイベント“ロータリー魂”
今回は、イベントへ出展されていたカーチューニングショップ「オートワークスK2」をピックアップ。

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オートワークスK2と言えば、中古車販売やRX-7、RX-8といったロータリーエンジン車、GT-R、外車などの様々な車種チューニングを手掛けており、またK2レーシングの名でサーキットからモータースポーツまで幅広く活躍中。
スーパー耐久レースや地方戦へ自ら参加したり、サーキット走行会や最速戦ATTACKへ参加するオーナーさんの積極サポートも行うなど力を入れている。
そういった経験を生かしたチューニングメニューがなかなか好評のようで、例えばコンピュータやECUセッティングでは、パワーが出つつもエンジンが壊れた事がないと言わしめているほど。

イベント当日はロータリーエンジンの圧縮圧力測定サービスを展開しており、普段エンジンの調子を見る機会がないせいか、愛車のコンディションが気になる多くの方がブースに殺到。
測定担当のメカさんもゆっくり飯を食べる暇もないくらいで、機材片手にあちこちに出向いていた。

そこでせっかくなので、その測定作業に同行させてもらう事にした。

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測定機器はこのM-Cat製のComp-08
エンジンスタート時のクランキングで圧力測定を行うものだ。
ロータリーエンジンの圧縮を計るテスターとしてお目にかかる機会が多いが、それだけ実績と信頼性が高いという事なのだろう。

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車はRX-7(FD3S)。
計測は前後のローターに対して行い、1枚単位とローター間の圧縮差分から判断する。
まずエンジンがかからないよう、燃料ポンプのヒューズを抜くなど対策する。
それから計測ローター側の点火プラグを外し、そこに専用のアダプタを介してセンサーを装着していく。
バッテリーの配線を行い、安全を確認したら準備万端。

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ドライバーに指示を出して計測開始。
キーを捻り重たそうに”ウォンウォン”と数回クランキングした段階で計測終了。
事前準備がちょっと手間だが、計測自体はあっというまに終了した。

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ちょっと写真が見にくくて恐縮だが、ある一台の圧縮圧力結果はこんな感じに。
この時、あるローターに装着の点火プラグがどうしても外れず、どうもネジ穴が舐めかかっている可能性があり。
そこで自走で帰れなくなってはまずいと、点火プラグが外れた1ローターのみの計測に留めた。

さて、この車の計測数値は6を指している。
もう一つのローターが計測出来ていないのでなんともいえないが、今後を考えるうえでちょっと気になる数値だ。
計測担当のメカさんに伺ったところ、当日計測したロータリーエンジン車の中で平均は7ちょいだったとか。

ちなみに8以上が良いレベル。
7以上8未満が普通に乗るぶんには問題ないレベルで、一般で走っているRX-7はこのあたりが多いという。
そして、7未満がそろそろエンジンオーバーホールを検討すべきレベルらしく、上述の点火プラグのこともあってか、オーナーさんは今後についてアドバイスを受けていた。

ロータリーエンジンを長く楽しんでもらいたい、そのため愛車のコンディションを知ってもらう事が必要と始めた圧縮測定サービス。
予想よりコンディションが良かったと喜ぶオーナーさんもいれば、悪かったと衝撃を受けるオーナーさんもいて悲喜こもごも。
貴重な体験になっただろうし、今後、愛車と付き合っていくうえでもメンテナンスやチューニングプランの参考になった事だろう。

オートワークスK2では、オーナーさんとじっくり話をしながら、愛車との付き合い方に合わせて最適なプランでサポートしますと力強く語ってくれている。
今回の測定結果に不満のある方、エンジンをなんとかしたいと思っている方は、ぜひお店まで足を運んでみてほしい。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – お問合せ】
オートワークスK2(facebook)
ロータリー魂事務局

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。