ブレーキローター を軽量なステンレス製で開発
ブレーキローター も様々な製品が研究開発されているが、静岡の株式会社フジコーポレーションでは、ステンレス製の軽量ブレーキローターが開発されている。
軽量ブレーキローターと言えば、チューニングカーやモータースポーツファンなら、カーボン製を思い出す方もいるだろう。
だが、カーボン素材は独特の技術や製法を必要とするし何より高価。
さらにローターの温度管理も気にする必要がある。
これでは量産車へ採用も難しい。
ステンレスならカーボンよりも低価格。
従来の製造インフラをそのまま使えるといった利点もある。
それでいて、スチール製に比べて大幅な軽量化が達成出来ており、実際のブレーキフィーリングも、これまと違和感がないレベルまで到達しているという。
他にも錆びない、100%リサイクルが可能というメリットが期待できるが、現状、品質や耐久性の面で課題を残しており、現在もトライ&エラーを重ねながら開発を進めている。
会場には1ピースタイプや2ピースタイプ、穴開きタイプといったブレーキローターが展示されていたが、これらは展示用として特別に製作されたもの。
量産化の際は一種類が選ばれるようだが、どのタイプでも制作は可能という。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
人とくるまのテクノロジー展事務局
株式会社フジコーポレーション