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学生の手による理想のスポーツカー – 車検&テストランキャラバンへ

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2019年の東京オートサロン
NATS(日本自動車大学校)学生達の手によるカスタムカーに目を奪われた方が多いはず。
今回、その中の三菱FTOベースで制作されたカスタムカー”NATS FTO Ver.RCS”の試乗取材の機会を得る事ができた。

前回の記事に続き、今回は車検取得から好例のテストランキャラバンでの様子をお伝えしていく。

制作ギャラリー

まずは制作からテストランの模様を簡単に画像や動画にまとめたので、前回のおさらいも兼ねてご覧頂けたらと思う。

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さっそくだが、こちらの車検証をご覧頂きたい。
紛れもなくこのFTOのものである。
型式欄記載の“DE2A”の横に付与された“改”の文字。
これが公認車検にクリアした証だ。
またノーマルFTOをご存知の方であれば、車両重量から見ても普通とは違うことがご理解頂けると思う。

車検自体は千葉陸運局(千葉運輸支局)へ持ち込み、一回で合格を頂けたそうだ。

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もちろん車検取得に至るまで、事前テストやチェックで発覚した様々な問題のトラブルシューティングに追われていた。
実際、東京オートサロンで展示されていた時はまだ車検を取得しておらず、果たして本当に公道を走れるのか?
下馬評では、このFTOの車検取得が一番難しいと言われていた。

だがそれ程シリアスな問題は出ておらず、当初装着していたパーツでは厳しいため急遽他車パーツを代用したり、一部フェンダーからタイヤがはみ出ていたので、スペーサーを抜くなどといった細かい部分での修正がほとんど。
一番厳しいと感じたのが重量が予定をオーバーしていた事で、一部のロールバーを外したり余計な荷物を降ろすなど、さながらレーシングカーの車検対策のような事を行い軽量化したそうだ。

そうしてなんとか予定をクリアし、テストランキャラバンが開始される前日に無事車検を取得する事ができた。

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他のカスタムカーの中にはテストランキャラバン初日に車検取得できたものもあったそうだが、なんとか全車合流で目的地の熱海まで向かった。

このテストランキャラバンは、NATSのカスタマイズ科が毎年行っている恒例行事。
卒業生達の卒業旅行も兼ねて自分達の作ったカスタムカーで旅しようという、とてもユニークな試みだ。
当然公道を走るわけで車検取得は必須。
予算に加え期限も決められているため、それなりにプレッシャーを感じながらのカスタムカー制作となるが、結果的に生徒の教育にもなっているわけで、各業界から注目を集めている。

さて今回のテストランキャラバン。
出来立てホヤホヤなカスタムカーのある意味公道シェイクダウンとなったわけで、やはり全て問題なし。。。とまではいかなかったようだ。

メンバー全員からあげられていたのがガソリンタンク事件。

とあるガソリンスタンドで満タン給油をお願いしたところ、なんとガソリンが吹きこぼれてしまいトランク内に一部こぼれたり、キャニスターからガソリンが噴き出してしまったという。
原因は、このFTOは社外品の90Lガソリンタンクなのだが、なぜか110Lくらい給油してしまったこと。
一般的に、満タンの際は自動で給油ストップする仕組みになっているのだが、ガソリンキャップの自作と給油口の延長によってセンサーが上手く認識しなかったようだ。

もちろんFTO班全員で対応に奔走。
持参していたガソリン携行缶に漏れたぶんを移し替えたり、車が止まる度にウエスでトランク内を拭く、ハンチング対応も重なってドタバタしていたらしい。

制作中も、ロールバー溶接中に火花がガソリンタンク内のガソリンに引火する騒ぎもあったそうで、どうやらこのFTO、ガソリンとの縁は人一倍な様子。。。

それ以外では、左コーナーだけアンダーパネルと右リアホイールが軽く干渉するといった事や、伊豆の天城越え付近のような細い道を通過できるのかとドキドキしたりしたが、シリアスなトラブルには見舞われず、なんとかテストランキャラバンを完遂した。

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最後に、FTO班一人一人に公道で乗ってみた感想を聞いてみたが、皆様々な思いがあったようだ。

”自分達の手で作った車が本当に公道を走っている。その事にとても感動した”。
”凄い速い。高速道路も快適に走れて気持ちよかった。”
”速くて楽しかった。”
”壊れないか不安で怖かった。狭い道が心配だった。”
”加速感が凄くて楽しい。”
”物珍しそうに見られた。二度見された。”
”自分の作ったボディを人に見てもらえて嬉しい。”

元々は車好きとしての自分だったのが、まさか制作者としての立場となるとは。
まさに楽しさと怖さ、車に対する接し方、責任感など様々な思い、考え方を感じ取れたんじゃないかと思う。

既に卒業し、この4月1日から社会人として頑張っている彼ら。
カスタムカー制作や車検取得、テストランキャラバンでの一連の出来事は、彼らが社会で活躍していくうえで貴重な経験となっている事だろう。
彼らの社会での活躍を、心から願っている。

【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【制作者 – 取材、写真協力】
NATS FTO班メンバー
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【取材協力 – お問合せ】
NATS(日本自動車大学校)

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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