1月開催の東京オートサロン、Defiブースで気になるPOPを見つけた。
チューニング系ECU(Electronic Control Unitの略、旧来はEngine Control Unitとも呼ばれていた)で高い人気を誇るLINK ECU。
それと、Defiがリリースするメーター製品DSDF(Defi Sports Display F)を連携して使う事ができるという。
今回ノスタルジック2Daysの会場で、その概要を知る事が出来た。
簡単に紹介していく。
連携のキモとなるのはOBD2。
OBDとは自動車自己診断機能の事であり、自動車の各部に搭載されたセンサーから様々な情報を読み取り、メーター表示や警告灯などで状態をドライバーに伝えるというもの。
そしてOBD2とはOBDの進化版と捉えていい。
OBDから送られる信号をOBD2規格として定めており、その規格に沿った出力機器を開発すれば車の状態情報を容易に表示させることが可能だし、他メーカー品でも容易に使えるわけだ。
このような背景もあってか、OBD2規格が登場してからというもの規格対応品が一気に増えてきた。
さて前置きはこのくらいにして。
実はLINK ECUの製品にはOBD2規格に対応するものがあり、DSDFもOBD2対応の専用ハーネス接続する事で、OBD2規格のメーターや電子機器に容易に接続する事ができる。
そこで車体情報をLINK ECUから取得し、それをDSDF上に出力させるシステムをOBD2規格を使って実現させるシステムプランを考え出したそうだ。
ちなみに、LINK ECUから得られる情報は、”水温”、”吸気温度”、”ターボ”、”アクセル開度”、”電圧”、”回転数”の6種類。
少ないと思われた方は心配無用。
ここからさらにDefiオリジナルのADVANCE Control Unitも接続可能で、そこから得た情報も表示させる事が出来る。
これでだいたいの情報表示は事足りるだろう。
組み合わせや使い方次第で、自分にあった表示内容にカスタマイズできそうだ。
OBD2規格が導入されて以降、今回のような他メーカー同士の製品連携も容易になってきた感がある。
アイディアと知識さえあれば、プライベーターのアイディアでも思わぬ連携事例だって生み出されてくるかもしれない。
【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
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Defi