20180630_人と車のテクノロジー展_カールストルツ_スーパーGT

スーパーGTで鍛えられる内視鏡機器


人とくるまのテクノロジー展2018 取材記事。
今回は、内視鏡機器メーカー「カールストルツ」を紹介する。

ドイツに本拠を置くこちらのメーカーは、医療や産業機械への検査向けに多種多様な内視鏡を開発、供給しており、豊富な実績を誇っている。
また、日本の最高峰モータースポーツ「スーパーGT」へ参戦するチームサードをスポンサード。
モータースポーツの分野でもその技術を生かす取り組みが行われており、その力のいれようは、会場内にレース車両の「レクサス・LC500」が展示されていた事からも伺える。

20180630_人と車のテクノロジー展_カールストルツ_スーパーGT_01

その内視鏡だが、健康診断などの際、胃腸や喉といった体内の検査のため、カメラが付いた細い管を飲み込んだ経験を持つ方は多いだろう。
病院では内視鏡検査と呼ばれているが、名前自体は聞いた方もいるだろう。

その内視鏡技術も高い進歩を遂げ、今では医療のみならず、目視確認が困難な場所でも容易に映像で確認できる事から、産業面でもその技術が生かされている。

20180630_人と車のテクノロジー展_カールストルツ_スーパーGT_02

ブース上にところ狭し並べられたエンジンパーツ。
そしてモニターや内視鏡機器も。
カールストルツではこれら自社製品を鍛える一環も兼ね、チームサードへ内視鏡を提供しているという。

その活用範囲は実に幅広い。
エンジン内部やミッション各部、車体の隙間など、本来ならバラさなければ確認できないような個所も、内視鏡を通す隙間さえあれば、そのままの状態でモニター越しに細かな確認ができるのだ。

限られた時間、一般では考えられない時間の中で、最高の状態にマシンを整備しなければいけないモータースポーツの現場。
内視鏡を使いこなす事ができれば、とても大きなメリットを享受できる。

もちろん、内視鏡機器自体の信頼性や映像の鮮明度が重要となるし、カメラを操作する側にも一定の熟練度が必要となってくる。
映像バグをトラブルと勘違いするケースや、カメラ自体でパーツや車体を傷つけるリスクもある。
医療と同様に、モータースポーツでもシビアな性能が要求されているようだ。

そんな現場サイドから今も多くのリクエストが寄せられ、カールストルツ側ではそのリクエストを元に分析を行い、改良や次の製品にフィードバックしているという。
もしチームサードのマシン整備速度が格段に上がったり、マシントラブルが格段に減っていたら、この内視鏡効果が出てきたと言えるかも?。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ先】
カールストルツ

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。