20180630_人と車のテクノロジー展_イケヤフォーミュラ_ミッション

イケヤフォーミュラが開発するスムーズシフトなシームレス・トランスミッション

人とくるまのテクノロジー展2019取材記事。
今回は株式会社イケヤフォーミュラが開発した、画期的なシームレス・トランスミッションについて紹介する。
まずこちらの動画をご覧頂きたい。

この動画は、シームレス・トランスミッションの動作の撮影したもの。

最初の6秒はマニュアルミッションでのシフトアップ動作。
オモリが車体であり、オモリがあがっている時が前に進む力が伝わっている時。
そして、いわゆるクラッチを切ってギアを抜いた時、吊るされたオモリが落下しかかったのがわかるだろう。
落下している間はギアが入っていない状態であり、落下が止まって再び持ち上がりだした状態が、次のギアに入った事を表している。

7秒以降からは、シームレス・トランスミッションでのシフトアップ動作だ。
オモリの落下が全くなく、ぐいぐいと持ち上げている事がおわかりいただけるだろう。
シームレス=”継ぎ目のない”を製品名としているだけに、シフトショックはほとんどない。

次にこちらの動画も見て頂きたい。
その差がさらにはっきり確認できるはずだ。

このシームレス・トランスミッション。
モータースポーツではお馴染みのドグ・ミッションシステムをベースとしており、シフトアップの際、今入っているギアを若干抜け気味としておき、次のギアを選択した際に自然と前のギアが抜けるように工夫されているという。

特筆すべきは、構造をシンプルにした事と、シームレスなシフトチェンジ動作を機械的に行えるよう実現した点。
そのためクラッチも存在しており、ゼロ発進時とシフトダウンでは、クラッチ操作による駆動力接続、駆動力カットが必要となってくる。
もちろん、フォルクスワーゲンなどが採用するDSGのように全くクラッチを使わないようにする事もできるが、それではシステムが複雑かつ巨大になりすぎ、開発コストも余計にかかってしまうという。

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このシームレス・トランスミッションが発表されたのは4年前。
そこから様々な自動車メーカーがイケヤフォーミュラを訪れ、そのシステムを目にしてきたという。
そこで色々な意見を取り入れつつ、熟成を重ねてきている。
今後もさらに磨きがかかる事だろう。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS

【取材協力 – 問い合わせ先】
株式会社イケヤフォーミュラ

編者

REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。