国内外の自動車系アフターパーツメーカー、ショップが一同に会する展示会“国際オートアフターマーケット”。
そこでは、現在のアフターマーケット事情を垣間みる事ができる。
愛車の足回り、ダンパー、ショックアブソーバ、スプリングがヘタった際、チューニングファンなら真っ先に思い浮かぶのが車高調への交換だろう。
だが車好きはそれだけではない。
純正の乗り心地を好む方、オリジナルコンディションで長く乗っていきたい方もいるはずだ。
そんな方には、純正指定のタイヤやホイール、そして純正ダンパーやスプリング、ブッシュ類を定期的に交換する事をお勧めしたいのだが。。。
それにはメーカーが、純正部品を長く、同じ値段で供給してくれればという前提がつく。
既に販売終了、部品の多くが廃盤となっている車では、定期的に交換というわけにはいかない。
中古品、リビルドパーツを使ってだましだまし乗るか、壊れたら諦めて乗り換える。。。そんな選択肢を取るしかなくなってくる。
老舗自動車部品メーカーであるカヤバ。
こちらでは、補修用ショックアブソーバと銘打ったダンパーを販売している。
これは補修用としてるだけあって、チューニングパーツと言うより修理で交換する部品の部類となる。
このダンパーの出番としては、
これまで使っていたダンパーがヘタったが乗り換えるつもりはなく、今まで通りに乗りたい。
事故などで壊れた場合に元通りに修理したい。
といったところか?
そのため性能は、純正ダンパーとほぼ同等と言って差し支えないだろう。
純正ダンパーが欠品、廃盤など、何らかの理由で純正ダンパーが手に入らない場合の良い選択肢となるはずだ。
なにより価格も割と手頃であり、車種や購入タイミングによっては、純正ダンパーより安く買えるものもありそうだ。
車種ラインナップはスポーツカー以外のものが中心のようだが、恐らくこれは、スポーツカー乗りはチューニングパーツへ交換する方が多いという、割り切った考え方からきているのだろう。
カヤバが開発するダンパーは自動車メーカーが送り出す新車の多くに純正採用され、その品質は折り紙付き。
推奨する交換距離を目安に定期的に交換していけば、いつまでも愛車本来の乗り味を維持する事ができるだろう。
なにより愛車本来の乗り味、ひいては性能を取り戻す事で、実はこんなに乗り心地が良かった、こんなに静かだった、こんなに燃費が良かった、という結果が生まれる事も十分にありえる。
チューニングとまでいかずとも、愛車の現状を少しでもなんとかしたいと思っているオーナーさんには、ぜひ純正や補修部品への交換修理を検討してみてもらいたい。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
カヤバ(KYB)