国内外の自動車系アフターパーツメーカー、ショップが一同に会する展示会“国際オートアフターマーケット”。
そこでは、現在のアフターマーケット事情を垣間みる事ができる。
以前、廃盤した車の新品部品を手に入れる方法 – 名古屋オートトレンド2017という記事で、今回の555ブランドを展開する滋賀の三恵工業を紹介した。
主に自動車のサスペンション、ステアリング系の部品製造、販売を手掛けているが、実は旧車の部品復刻だけでなく、近年の車の部品も手掛けている事がわかった。
前回記事の訂正、補足をするため、出展ブースで話を伺ってみた。
取り扱っている部品カテゴリーとしては、タイロッドエンド、ステアリングラックエンド、スタビライザーリンク、ボールジョイント、コントロールアーム、アームシャフト、サイドロッド、ピットマンアーム、アイドラーアーム、クロスロッド、センターリンク、といったところ。
車種範囲も幅広く、箱スカの時代の物から近年の車まで、数多くのラインナップを揃えているという。
出展物を見ても、前回見たときはイベントに合わせた旧車中心の部品展示だったが、今回はランサーエボリューションXにアクア、ヴィッツ、Nワゴン、ハスラー、ワゴンRと今でも馴染みのある名前ばかり
中にはトラックのイスズ・ギガの名前も見える。
年代問わず、軽自動車からトラックまで豊富なラインナップというのは嘘ではないようだ。
こういった部品は、車を構成するうえでなくてはならない物ばかり。
気軽に作れるものではなく、製造には高い技術と強度、信頼性が必要とされる。
そのためメーカー品に頼らざるえないのが実情であり、もし欠品、廃盤なんてなったら、愛車の維持がより困難になる。Made in Japanに拘った製品を送り出す三恵工業は、我々車好きにとってはありがたい存在だ。
これまで部品欠品に悩まされていた方は、ダメ元でぜひ問い合わせてみて欲しい。
その三恵工業はモータースポーツへも力を注いでいる。
2017年からオサムファクトリーとジョイントした自社チームで全日本ラリー選手権へ参戦。
好成績をあげ続けている。
自社の利益ばかりでなく、車好きのため、地域社会や車文化の発展まで考えている555ブランドの三恵工業。
これからの時代に無くてはならない企業の一つだろう。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
三恵工業