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エコで燃料が安いLPGハイブリッド車の可能性 – 国際オートアフターマーケット

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国内外の自動車系アフターパーツメーカー、ショップが一同に会する展示会“国際オートアフターマーケット”
そこでは、現在のアフターマーケット事情を垣間みる事ができる。

ハイブリッドと聞くと、電気モーターとガソリンエンジンという組み合わせを連想する方がほとんどだろう。
そこはトヨタ自動車のイメージ作りの成せる技ではあるのだが、今回紹介するのはそうではない。

フェラーリ風カスタムカーの展示で来場者の目を釘付けにしていたその企業が持ち込んだのは、LPG(液化石油ガス)ガソリンを使い分ける燃料のハイブリッドという考え方だ。

その名はケイテック株式会社

フェラーリ風カスタムカーの正体は後述するとして、こちらが提案するLPG+ガソリンシステム”LPGハイブリッド”と、体感させて頂いた興味深い展示品をいくつか見ていきたい。

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当日会場では、そのLPGハイブリッドシステムを搭載したプリウスが試乗のためスタンバイされていた。
ケイテックでは、依頼のあった車をLPGハイブリットシステムへ改造、カスタマイズしたり、そのシステムを搭載した車の販売を手掛けているという。

そのケイテックが用意したこちらのプリウス。
プリウスはご存知の通り、電気モーターとエンジンとのハイブリッドカーだ。
これにLPGが加わったという事は、システム構成は電気モーター + エンジン(ガソリン + LPG)という感じか?

ちなみに、このシステムを搭載しての実燃費はリッタ―で約22.4km。
ノーマルでもリッタ―で約22kmから30kmほどと言われており、様々な使用条件下を考慮すると、システム搭載後も大きな違いはなさそうだ。

違いがあるとすれば、その走行に要した燃料代。
例えば、レギュラーガソリンがリッタ―132円(※1)だとLPGはリッタ―83.5円(※2)。
40リッター満タンで計算すれば、レギュラーガソリン5,280円に対し、LPGは3,340円で済む。
半日か1日ぶんの食費が浮く計算だ。
※1…東京23区内2018年4月18日時点の価格
※2…東京23区内2018年3月10日時点の価格

これに電気モーターを使う効率の良い乗り方をすれば、燃費もより上がるため出費はさらに減るのは間違いない。
家計を預かる方、会社の経費をやりくりする方にとっては喜ばしい事だろう。

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LPGハイブリッドと聞くと素人には難しそうで、改造も複雑で時間もお金もかかるのでは?と訝しんでしまいがちだが、実際は思っていたよりシンプルに出来ている事がわかる。

写真の通り、LPGガスタンクはトランク下に綺麗に収まっている。
タンクとの隔壁もしっかりされており、トランク自体の使用にはなんの問題もない。
その他、専用の燃料ライン、インジェクター、コントロールユニット、メーターやCPUといったものを取り付けるだけでOK。
ガスタンクを取り付ける以外では、車体側の改造はほとんどない。
チューニングショップさんや一般の修理工場でも可能なレベルだ。

特筆すべきは、メーカーの新車保証がそのまま適用される点にある。
そのためLPGシステム以外の故障、修理はディーラーでも受けてくれるという。
LPGハイブリッドシステム自体も5年間か10万kmの保証が付いてくるため、一般の利用条件、利用頻度で考えたら、突然の故障や修理でお金がかかる事はまずなさそうだ。

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室内はノーマルのプリウスそのもの。
言わなければその差は感じられない。
これなら家族で乗るのも大丈夫そうだ。

残念ながら、会場の試乗コースを回っただけでは大きな違いが感じとれなかったが、改造により車体の基本性能が劣化してるような兆候は見られなかった。
いずれ機会があれば、公道での試乗に挑戦してみたいと思う。

このLPGハイブリッドシステム
Gas Hybrid Project”GasTech”ブランドとして、既に全国23都道府県の販売代理店と連携してサービス展開をしている。
LPGスタンドも全国に約1600か所もあるため、身近で見かけた方も多いはず。
インフラ面から考えても、全国誰もが一番利用しやすい次世代エコシステムかもしれない。

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さて、LPGハイブリッドシステムから一時に離れるが、興味深い機構がこのプリウスに備わっていたので紹介したい。
近年、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が増加しており、その対策が急務となっている。

これまでに様々な視点で様々な施策が実施されてきたが、これは、純正アクセルペダルを専用ペダルへ交換するだけという至ってシンプルなもの。
だが見た目に騙されてはいけない。
これが実によく出来ていて、急なアクセルの踏み込みを機械的に検知し、ブレーキを同時に踏み込んでくれるようになっているのだ。
編者も体感させてもらったのだが、通常の踏む方では普通のアクセルなのに、ゼロ発進でドカンとアクセルを踏み込むと、別の誰かがブレーキペダルを思いっきり踏んでいるかのような状態となり、前に進めなくなる。

これならコンビニとかに突っ込んだり、踏み間違えで人を引いてしまうような悲しい事故は防げそうだ。
なにより、#今日のプリウス とSNSで揶揄されてしまうような事もなくなるだろう。

このペダル”STOPペダル”の開発、販売は、ケイテックの提携販売店の一つであるパートナーズ株式会社
車検もOKで構造変更申請なしで問題ないときている。
取り付けも、修理工場のみならず、車弄りで腕に覚えのある方でも大丈夫そうだ。

興味を覚えた方は、パートナーズまたはケイテックへ問い合わせてみてほしい。

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さて、ここでようやく冒頭の車を紹介する。
フェラーリ風のこのカスタムカー。
ベース車両はトヨタ・MR2(AW11)で、それも2台ぶん使っている。
制作はもちろんケイテックだ。

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エンジンは4AGのスーパーチャージャー仕様がベース。
これにケイテックLPGハイブリッドシステムを組み合わせている。

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面白いのがLPGタンク。
フロントのスペアタイヤ位置に設置されているのだが、まるでスペアタイヤが置いてあるような円状の形状をしている。
スペアタイヤが置けなくなるのはデメリットだが、元々あるスペースを有効活用している点でメリットは大きい。

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室内に目を移してみる。
運転席を見て懐かしさを覚えた方もいただろう。
もちろんシートや内装はリフレッシュされているが、面白いのが後部座席もMR2の運転席と助手席を持ってきている点。
そのため後部座席もちゃんとリクライニングするようになっている。
なかなか快適そうだ。
個人的には、フェラーリF40との共演を果たしてほしいと思うがいかがだろう?。

このようなカスタマイズカーまで作れるケイテック株式会社
社内でもレースに参加したり、お客様の愛車カスタマイズも手掛けるなど、車の楽しさや自動車カスタムに理解のある企業だ。
他にもオートドアキットコンフォートサスという独自のパーツ開発、販売まで行っており、これからの日本の自動車社会をより良くしようと今も奮闘している。

そんな企業が送り出すLPGハイブリッドシステムと製品の数々。
我々根っからの車好きも注目していきたいところだ。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【取材協力 – 問い合わせ先】
ケイテック
パートナーズ(STOPペダル)

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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