S2000 の新型エアロキット – タモンデザイン
S2000 用新型エアロキットが、東京オートサロン2018で展示された。
デザインしたのは、三重県発のカロッツェリア(イタリア語でボディのデザイン、製造をするメーカーの意)であるタモンデザイン。
これまでに、多くのチューニングカー用エアロパーツを送り出してきた実績を持つだけに、今回の S2000 用エアロパーツも拘ってデザインされたようだ。
ため息が出るほどマッシブで美しいスタイリング。
エアロパーツを付けたというより、 S2000 のシャシーに新たなボディを被せた感じか。
ワンランク上のスーパーカー、もしくはよりスペシャルなストリートカーに変身させている。
これなら、フェラーリやマセラッティ等と並べても遜色はないだろう。
機能性もしっかり考えられている。
その一つであるフェンダーダクトとホイールカバーは、タイヤ付近やフェンダー内部の気流制御に効果を発揮する。
一見、ブレーキの放熱に悪影響がありそうだが、適切な気流コントロールがされてるなら、放熱悪化も最小限に抑えられそうだ。
車体各部に施されたディンプル形状も注目ポイント。
ゴルフボールの設計思想からインスピレーションを受けたようで、表面を流れる気流に渦を作り、制御する事で、空力効果を高めてくれるという。
まだ試作段階なため、いずれ機会を見て風洞実験を行い、ディンプル形状やシート貼付位置の最適化を行っていくようだ。
グレーのフェンダーパーツは、大手繊維メーカー テイジンの新素材を活用している。
残念ながら、詳細は企業秘密。
フロントは、LED ヘッドライトとデイタイムランニングライト、リアに LED テールランプがおごられ、スペシャリティ感を高めている。
その他、運転席のバンザー部分にも、独自の LED ランプがセッティングされていた。
そちらは、動画で確認頂きたい。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
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タモンデザイン