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車、カスタムカーの祭典 東京オートサロン2018インプレッション

20180116_東京オートサロン

【写真協力】
81Likeファイナルコネクションみるきぃホワイト
CAR:日産スカイライン

チューニングカー、カスタムカー好きにとって、本当の意味で新年を迎えたと思えるのが東京オートサロンの開幕と言っていいかもしれない。
今年も期間中で31万9000人程の人が訪れ、イベントや出展ブースでの催しや、普段なかなか見る事が出来ない車達を楽しんでいた。

初開催のカーオークションといった新たな試みも行われる等、見どころも多かった東京オートサロン2018
既に多くのメディアで注目トピック情報が配信されているので、今回も独自視点でイベントの模様をお送りできればと思う。

20180116_東京オートサロン_02

会場オープンと同時に、多くの人が気になるブースへ脱兎のごとく駆けつける。
その数は、そろそろケガ人が出るんじゃないかと心配になる程。

だが、そうまでしなければいけない理由もわかる。
限定アイテムのゲット、お気に入りの車やコンパニオンガールの撮影、イベントブースでの良い席確保などなど。
少しでも人の少ないタイミングを狙いたいわけだ。

ケガをしては元も子もない。
ぶつかった事による軽い諍いもあったとあちこちで聞いている。

正直、全てのブースを回りきるのは不可能に近い東京オートサロン
事前に計画を練る等して、落ち着いて回られる事を強く薦めたい。

20180116_東京オートサロン_01

トヨタブースでの一コマ。
ボディービルダーのような方々が華麗なダンスと見事な筋肉美を披露していた。

その体には、自動車の足回りやエンジンなど、各機構を模したボディペイントが施されている。
ちょうど近くにいた担当者にお話しを伺ったところ、人の肉体を車に見立ててペイントしたそうだ。
なるほど、さしずめ首筋から腕に描かれたのはサスペンションとシャシーの一部で、心臓はエンジンといったところか。

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ご存じスモーキー永田氏が率いるトップシークレットブースでは、例によって歴代の最高速系GT-Rがずらり鎮座していた。

各車、何やら値段とfor saleの文字が見える。
カーオークションでは、センチュリー用V12搭載の最高速仕様スープラが900万円で落札されたそうだが、こちらではなんと、2000万前後の価格でデモカーのGT-Rを販売していた。
それもR35からR32まで、チューニングカー雑誌や各イベントを飾った珠玉のチューニングカー達ばかり。
チューニングカーファンなら、喉から手が出るほど欲しい一品だろう。

世界中に轟くブランドネームもあってかその人気は絶大。
数台ほど売買契約が結ばれたそうだ。
主に海外から購入者が多いそうで、中には現金一括でR34GT-RとR33GT-Rの2台を購入した方もいたらしい。

20180121_東京オートサロン_06

こちらも、カスタムカー界隈で国内外に多くのファンを持つリバティーウォーク

そんなメーカーが手掛けた中に、日本独自のカテゴリーである軽カーがあったのが興味深い。
写真のNSXスタイルのホンダ・S660。
そしてR35GT-Rスタイルのダイハツ・コペンの2台だ。
もちろんノーマルのボディスタイルではなく、リバティーウォーク自慢のボディキットを装着して個性を出すことは忘れていない。

余談だが、NATSの学生が、スズキ・カプチーノをベースにGT-Rスタイルのカスタムカーを作成していたが、GT-Rの子供が出来たような感じでなかなか可愛かった事を覚えている。

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こちらはLYZERブース。
こちらのように、大人気のSUV トヨタ・CH-Rのカスタムカーがあちこちのブースで展示されていた。

過去の東京オートサロンの傾向として、ジャンル問わず、市場で売れている車を真っ先にカスタマイズして展示するメーカー、ショップは多い。
過去には、トヨタ・プリウスをたくさん見かけた時期もあった(今回は少数派だったが)

SUVは世界の自動車メーカーが力をいれているホットなカテゴリー。
どこのショップも、力の入れ具合が伝わってくる。
実際、魅力的なカスタムパーツやボディキットを多くリリースしており、その気になれば、個性豊かなCH-Rがすぐ出来そうに思えた。

現行トヨタ・CH-Rオーナーの目に、様々なCH-Rデモカーはどう映っただろう?

20180121_東京オートサロン_08

新たな潮流を作りだそうと奮闘するメーカーもいる。
こちらのタモンデザインのホンダ・S2000を始め、サノデザインのマツダ・ロードスターなど、他にはない斬新なボディスタイルで来場者を驚かせていた。

プロだからこそできる物を作りたい、これまで自分達が培ったデザインアイデンティティーを具現化したい。
その思いで新たなデザイン、ボディキットを提案してきたわけだが、現在のトレンドに慣れ親しんだ来場者の反応が気になるところ。

新たな刺激は、我々カスタムカーファンとしても大歓迎なのだが、どれだけのカスタムカーオーナーの心を揺り動かせるだろうか?

20180122_東京オートサロン_01

所謂、商用車の部類である軽トラックを、若者向けにスポーティー&カジュアルに大胆カスタマイズした車両も目立った。
その多くがテーマにしていたのはアウトドア。
釣り、サーフィン、キャンプのお供にどうか?と、様々な提案がなされていた

恐らく、これまで軽トラックに縁のなかったユーザー層への訴求を考えての事だろう。

商用車としての堅牢性や積載能力の高さは折り紙付き。
アウトドア向けでの実用性は十分にある。

そこにお洒落さ、カッコよさが加わるならば、意外と面白い展開に発展するかもしれない。

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東京オートサロンの名物とも言えるのが、未来の整備士を養成する自動車系学校の生徒達の作品。
写真のNATS学生が手掛けたヴェルファイア・ピックアップを始め、様々な趣向を凝らしたカスタムカーが、多くの来場者を楽しませていた。

仲間達と力を合わせ、ギリギリまで拘って作りあげた作品は独特のオーラを感じる。
学生ならではの自由な発想も面白く、我々大人がまず思い浮かばないような考えも盛り込まれていたりして、ただただ驚くばかり。

なにより誇らしげに、
”これが自慢です!”、”ここをぜひ見てほしい!”、”ここを特に頑張りました!”
と熱く語ってくれる話も実に楽しい。
思わずぐっと引き込まれたし、車ってこんなに楽しいんだとあらためて感じさせてくれた。

これからの自動車業界を支える若い子達だ。
業界の先輩方は大事に育てあげてほしいと思う。

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久々に訪れたビルシュタインブース。

ビルシュタインと言えば、自動車メーカーが新車に採用する程の老舗メーカーであり、走りに拘る方なら一度は装着してみたいと思う憧れのブランドだ。

そんな老舗でも、やはり時代に合わせた変化は起きている。
近年は、ハイエースやアルファードといった1BOXやミニバン向けのダンパーや車高調の売り上げが多いそうだ。

昔スポーツカーに乗っていたものの、今は家族を乗せてミニバンを運転するオーナーさんからのご指名とかあるそうで、そういった需要に応えられるよう、日々開発を進めているという。

どういった乗り味に仕上がっているのか、機会があれば試乗してみたいところ。

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最後にHKSブース。

チューニング雑誌オプションの創始者であり東京オートサロンを立ち上げた第一人者、今や日本のチューニングカー業界のご意見番である稲田大二郎氏と、D1GPやビデオオプションMCでお馴染みの鈴木学氏、そして2017年にHKS代表となった水口大輔氏のトークショーが行われていた。

HKSと言えば、話題なのが自社制作したトヨタ・86タイムアタック車両であるTRB-03。
まだセッティングが不十分ながらも、2017年12月、筑波サーキットTC2000で脅威の50秒台を叩き出したのは記憶に新しい。
そして今回、FF車最速の座を獲得すべく、新たな”レコードブレイカー”スズキ・スイフトスポーツTRB-04が登場。
スイフトスポーツのアフターパーツ開発を加速させながら、車両開発をどんどん進めていくとの事。

2018年もたくさんの話題を提供してくれそうだ。

さて、まだまだ紹介したい内容がたくさんあるが、今回はここまでとする。

東京オートサロンからスタートした2018年。
本イベントの盛り上がりを背に、今年も車とたくさん楽しんでいければと思う。

【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)

【問い合わせ先】
東京オートサロン事務局

編者
REVOLT-IS立ち上げの発起人。サーキット走行会や草レースなど経験が豊富で、スポーツ系チューニングやセッティングに強い関心がある。 サーキットやストリート、ドリフトなどの走りのイベントへ積極的に顔を出しながら、カメラを構えつつ様々な考察をする毎日。
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