風洞実験 をトンネル内で走らせて行うケイツビートンネルが絶賛稼働中
風洞実験 については近年、身近なフルスケール風洞の利用や CFD 上で行うバーチャル試験など様々なサービス、手法が生まれているが、実走による高い再現性を検証するなら、イギリスのケイツビートンネルが勝るのではないだろうか?
これまで当メディアでも紹介してきた風洞施設だが、開所後数年はプレ利用や環境の準備、構築に時間が割かれていた。
しかし、それもようやく完了。
今回の人とくるまのテクノロジー展2024では紹介ブースを設け、国内外での利用を促すロビー活動を展開していた。
さらにイギリスの人気自動車メディア「トップギア」とのコラボコンテンツも公開中で、その存在を積極的にアピールしている。
さて日本からの利用となると、車両の輸送やスタッフの移動にかかる費用がネックとなるだろう。
現実的には、現地近くに実車開発拠点を持つ日本企業の利用が一番だろうが、ブースを訪れた企業のいくつかからは、施設利用そのものにかかるコストはコスパが良いという声も聞かれた。
であるならば、例えば一社のみで現地に行くのではなく、複数の企業、団体が合同で利用する手段で費用を抑えられないものか?
輸送コンテナにかかる費用を抑えるだけでも、現実味を帯びてくるように思うが?
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
株式会社トータルシムジャパン
公益社団法人自動車技術会