クランクシャフトは生き残る?【オートモーティブワールド2024】
![20240201_オートモーティブワールド_ユアサ工機_クランクシャフト_00](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2024/02/20240201_automotiveworld_yuasakouki_crankshaft_00-1024x768.jpg)
EVの目覚ましい発展が目立つ昨今、ガソリンエンジン系部品を製造してきた企業は岐路に立たされているのでは?
その疑問を、クランクシャフト製造メーカーであるユアサ工機(株)にぶつけてみた。
![20240201_オートモーティブワールド_ユアサ工機_クランクシャフト_02](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2024/02/20240201_automotiveworld_yuasakouki_crankshaft_02-1024x768.jpg)
![20240201_オートモーティブワールド_ユアサ工機_クランクシャフト_01](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2024/02/20240201_automotiveworld_yuasakouki_crankshaft_01-1024x768.jpg)
結論から言うと、その心配は杞憂との事。
今でも受注は多く、自動車、航空機、モーターボート、そして農業や建設機械などで使われるエンジンに、カスタムオーダーでの製品リクエストも好調という。
確かに一時はその心配もあったが、トヨタ自動車の豊田章男会長から新たなエンジン開発プロジェクトの立ち上げの報があった事、海外のEV市場が鈍化傾向にある事、カーボンニュートラル燃料の存在、などのファクターもあり、当面は継続して製造を続けていくようだ。
![20240201_オートモーティブワールド_ユアサ工機_クランクシャフト_03](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2024/02/20240201_automotiveworld_yuasakouki_crankshaft_03-1024x768.jpg)
恐らく早い段階から、トヨタや取引先などよりエンジン開発継続や今後の方針について知らされていたのだろう。
もしガソリンエンジン廃止なら、早くからEVなど他業種へシフトしていなければならず、競合他社がひしめく今からでは遅すぎるからだ。
他のガソリンエンジン系部品メーカーも、同じような状況かもしれない。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
ユアサ工機(株)
第16回オートモーティブワールド
会期:2024年1月24日(水)~26日(金)
会場:東京ビッグサイト
主催:RX Japan株式会社