STRATOVISIONの超音波風速計を見学しました
久しぶりの編集後記です。
先日、横浜みなとみらいで開催されたYOXO FESTIVALへ行ってきました。
企業や学校、研究機関。個人の手による未来をテーマにした展示イベントで、家族連れが多くとても賑わっていました。
今回の目的は、その中の一つ「STRATOVISON」のブースです。
STRATOVISONとは、代表の河野 紘基さんが独自の滑空回収型気球観測システムの開発をするため立ち上げた屋号で、実は昨年、SNSを通して知り合いまして。
といっても交流も何もなかったのですが、個人的に物作りそのものに興味あり注目していたところ、横浜に来られるというので会いにいったという(笑)
お互い自己紹介してお話を伺ったところ、なかなかの経歴をお持ちでびっくり。
元々大手家電メーカーにお勤めのところ、情報処理推進機構の未踏アドバンスト事業に採択されたのを機に独立し、現在の拠点である北九州市で事業をスタート。
てっきり九州が地元なのかと思いきや全然違い、気球の開発、試験にちょうど良い場所だからと選んだそうです。
総務省の異能vationにも採択される等、気球観測システムの先見性、将来性はかなり高いようです。
今後の開発が楽しみですね。
個人的には、屋外スポーツイベントでの天候や雲の流れ、風向きを見るためのスポット観測に使えないかな?とも思ったり。
さて、今回展示の風速計。
正式名称は「コンパクト超音波式風向風速計」で、気球観測システムの開発過程で誕生した製品との事です。
会場ではそれらを四角を描くように配置し、機器の間を通過する風、気流の流れを可視化する展示を行ってました。
現在、ULSA MSBとULSA BASICの2種類をラインナップ。
最大の特徴は、一般的な風車やピトー管、熱線式ではなく超音波を用いた点で、これにより、従来品では難しかった微細なレベルの計測をも可能としてるんですよね。
それでいて軽量コンパクトな構成となっているので、様々な分野で応用が効きやすいように思いました。
これだけのパフォーマンスなのに価格も抑えられているので、様々な企業、学校、研究機関でも導入しやすいんじゃないですかね?
個人の方も、頑張れば手が届くかも?
私も自動車関係で何かに応用が出来ないか、ちょっと考えてみます。
【文】
編者(REVOLT-IS)
【協力】
STRATOVISON