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モデルベース開発(MBD)導入に向けた取り組み【オートモーティブワールド2024】

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マツダでの導入以来、一躍脚光を浴びているMBD(モデルベース開発)。
多くの企業で導入、もしくは導入に向けた研究が進められているが、トヨタテクニカルディベロップメント(株)では、専門の技術者の育成まで視野に入れたサービスを提供している。

そのサービスとは、「XILS環境の運用プロセス支援」と「XILS技術者の育成支援」。
XILSとは(X In the Loop Simulation)の略で、MILS、SILS、HILSといった各開発手法の総称で呼ばれている。

  • MILS(Model In the Loop Simulation)・・・制御ソフトウェアの設計モデルと、その制御対象となる(プラント)モデルを接続してシミュレーションする手法
  • SILS(Software-In-the-Loop-Simulation)・・・制御ソフトウェアと、その制御対象となる(プラント)モデルを接続してシミュレーションする手法
  • HILS(Hardware-in-the-Loop Simulation)・・・制御ソフトウェアを実装したハードウェアと、その制御対象となる(プラント)モデルを接続してシミュレーションする手法

恐らく、初見の方は何が何やらだろう。
またどのように導入すればいいかわからない所や、導入してはみたものの、そもそも扱える人材が少ない、手法のメリットを享受するところまで至っていない現場もあるはず。

そこで、トヨタテクニカルディベロップメントでは企業へのヒアリング、コンサルティングを行い、自社のツール、コンテンツの中から最適なものを組み合わせた環境構築を提案する。
ツールベンダー、テストケース生成手法、自動化や解析機能のコンテンツも様々で、今後も拡充予定定という。

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そして、そうした手法を使いこなすXILS技術者の育成については、基礎、実践、応用の3パートに分けた教育を実施。
MBDの基礎学習から始まり、MATLAB/Simulinkの使い方とMILSの構築、シミュレーション状況をアニメーションで確認、LEGOに実装、実機動作とシミュレーションを比較、という体感型の構成で、具体的なイメージが掴みやすいのを特徴としている。

今回紹介した手法と用意されるツール、コンテンツなどは、2024年2月に本社に開設される「デジタル開発センター」で体験する事が出来る。
こちらでは導入、評価、解析の支援をはじめ、先の技術者育成まで幅広くサポートする環境が整えられる。
ぜひチェック頂きたい。

※本展は業界関係者のための商談展です。一般の方はご入場できません。

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
トヨタテクニカルディベロップメント(株)
第16回オートモーティブワールド
会期:2024年1月24日(水)~26日(金)
会場:東京ビッグサイト
主催:RX Japan株式会社