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ニスモフェスティバル2023イベントレポート1

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ようやく冬到来の富士スピードウェイで、今年も日産・ニスモファンの祭典「ニスモフェスティバル」が開催された。
最新のSUPER GTフォーミュラeをはじめ、過去の歴史を飾ったレーシングマシンが一同に介した本イベントの模様を、今回から数回に分けてお送りする。

第一回はピット編。
主な展示、走行車両をまとめてみた。

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まずは目玉の一つ。
SUPER GT GT500クラスを戦う日産フェアレディZ の2024仕様テストカーが公開された。
各地のテストセッションで姿を見た方も多いだろう。

市販車のニスモ仕様に合わせた外観など話題を振り撒いていたが、やはり注目はミシュランタイヤ撤退による影響。
今回は無地のタイヤが装着されていたが、ミシュランのセレモニーに配慮してか、ニスモチームの次期タイヤについて発表はされなかった。

果たして噂通りB社なのか?それともY社?D社?
ファンの中には、黄色のセットナンバーから確信している方もいるようだが。。。

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今年のSUPER GTを戦ったGT500 フェアレディZも全チーム集結。
カウルをあげてアピールもしてくれた。

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チームとミシュランタイヤを応援するファンの寄せ書きも展示。
書かれているメッセージから、想いの熱さが伝わってくる。

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同じくSUPER GTでも、こちらはGT300クラスにエントリーするGT-R NISMO GT-3。
カスタマーチーム中心のクラスなだけに、マシンを見せるファンサービスもオープンな印象を受ける。

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こちらはスーパー耐久を戦ったマシン達。
手前は昨年リリースされたNissan Z GT4で、これを購入してスーパー耐久へ参戦した2チームのマシンが登場した。
今年のランキングはそれぞれ4位と6位。
来年の活躍が期待される。

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もう一つの目玉であるEVレーシングカー達。
今回はサスティナブルモータースポーツとして、EVのF1とも言えるフォーミュラEのマシンと日産リーフNISMO RC。
そして日産の主力EV車両が展示されていた。

フォーミュラeと言えば、来年3月に初の日本大会が東京で開催される
日産は5年前から参戦を続けているが、日本のファンにようやくレースを見せられるとあってか、かなり力を入れている。
特に電気100%によるモータースポーツなだけに、成功すれば他メーカーとの差別化やブランドイメージの向上も期待できる。

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こちらはNISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUN ~ HISTORY OF SKYLINE ~ と題した展示。
その名の通り日産の歴史を飾った歴代スカイラインと、過去のモータースポーツシーンで活躍したレーシングスカイラインが集められた。

お馴染みグループAスカイラインやシルエットフォーミュラだけでなく、今回はルマン24時間レースを戦ったニスモGT-R LMも登場しており、多くのファンが懐かしんでした。
他にも、JGTC時代のR34スカイラインで直6仕様、V6仕様の2台が置かれていたりと、スカイライン好きにはたまらない空間となっていた。

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こちらはシルエットフォーミュラのエンジンに火が入ったところ。
そのサウンドを堪能しようと多くのファンが詰めかけた。

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スカイライン勢の端には、日本初のプロトタイプレーシングカーであるプリンスR380 A-1の姿も。

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こちらは1990年のルマン24時間レースで伝説を築いたR92CPに、WRCなどラリーを戦ったパルサーGTI-RとフェアレディZ 240ZG。
今回は展示のみだったが、またこの3台が走る姿を拝みたいもの。
特にWRCラリージャパン開催の効果で、ラリーに対するファンの熱も上がっている。
例えばヒストリック・ラリーでデモランなどいかがだろう?

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ニスモフェスティバルではお馴染みの、このヒストリックカーエキシビジョンレースももちろん開催された。
TSサニ―など、町の自動車ショップがこの日のために磨き上げたといった往年の名車がずらり。
カラーリングもかなり凝っており、今の車では味わえないキャブサウンドも鳴り響いていた。

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【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
NISMO