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オーリンズにスーパーフォーミュラの事を聞いてみた【ニスモフェスティバル】

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今年も開催された日産・ニスモファンの祭典「ニスモフェスティバル」では、数多くのメーカー、ショップブースも軒を連ねていた。
その中の一つ、サスペンションメーカーのオーリンズでも多くの日産車向けショックアブソーバーを展示。
お馴染みのゴールドカラーも相まってか、来場者の目を惹きつけていた。

オーリンズと言えば、スーパーフォーミュラへのダンパーのワンメイク供給が話題になったばかり。
ふと状況が知りたくなり、その話を少しだけ伺ってみる事にした。

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まず伺った担当者は市販車部門の所属であり、レース部門の人間ではない事を前置きしておく。

ビジネス面で考えると独占供給はありがたい話だが、自社リソースを大幅に増やす必要が出て
きたため、その対応でレース部門は大変な状況にあるという。

2023年のスーパーフォーミュラを見ると、総エントリーは65台でチーム数は12。
うちトヨタ系、ホンダ系でそれぞれ6チームずつとなっている。
これまでオーリンズはトヨタ系チームで多く使われていたが、そこへ来年はホンダ系全チームとトヨタ系の未使用ユーザーが加わるわけで、対応規模は2倍以上へ膨れ上がる事になる。

基本的には製品供給までがオーリンズの役割で、以降は各チームのエンジニアに委ねられる。
だが万が一製品に個体差があると、それだけでも勝利を失う可能性がある。
ドライバー、チームにとっては洒落にならない話だ。

そうならないためにも同じ性能、同じ品質のダンパーを全チームに送り出さなければならないが、それには設備の拡充はもちろん、なるべく経験豊富な人材を集める必要がある。
ただでさえ人材不足が叫ばれているだけに、頭の痛い問題だろう。

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明日、12月6日から3日間の日程でスーパーフォーミュラのプレシーズンテストが鈴鹿サーキットで開催されるが、早くもオーリンズは全チーム供給という実践デビューを果たす。
果たしてどんな結果が出てくるか?

【取材・文】
編者(REVOLT-IS
【取材協力】
オーリンズ ラボ・カロッツェリア
NISMO