車のエアバッグ廃材を使ったシューズ ~ ジャパンモビリティショー2023
11日間に渡り開催されたジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)2023。
主に自動車向けで、合成ゴムや合成樹脂を使った製品開発を行う豊田合成(株)では、SDGs時代の要求に合わせた取り組みも進められている。
今回はその一つ、ランニングシューズ「GEL-SONOMA 15-50」を紹介する。
これはアシックスとの共同開発で生まれたシューズで、靴表面(甲皮)の主要部分に、自動車の製造過程で発生したエアバッグ生地の廃材を再利用して用いている。
元々が厳しい自動車搭載基準に合わせて作られたため、生地自体の強度としなやかさ、耐久性が高い水準にある。
それだけに、シューズ生地としての要求も十分満たせているという。
既に今年の1月からリリースを開始しており、現在、各販売店、ネットショップで購入出来る。
ネットのクチコミを見る限り、評判も上々のようだ。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
豊田合成株式会社
一般社団法人 日本自動車工業会