エアロダイナミクスを狙うヨコハマタイヤ ~ ジャパンモビリティショー2023
![20231029_ヨコハマタイヤ_フィンタイヤ_ディンプルタイヤ_エアロダイナミクス_ジャパンモビリティショー_01](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2023/10/20231029_yokohama_tyre_fin_aero_japan_mobility_show_01.jpg)
現在開催中のジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)2023。
国内メーカーのヨコハマタイヤでは、新たにエアロダイナミクスに着目したフィンタイヤを参考出品した。
サイドウォールに独自のフィン形状、ディンプル形状が施されており、タイヤが回る事で周辺の空気流を制御。
それによる操縦性と静粛性、燃費といった様々な要素の性能向上を目指して開発が進められている。
![20231029_ヨコハマタイヤ_フィンタイヤ_ディンプルタイヤ_エアロダイナミクス_ジャパンモビリティショー_02](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2023/10/20231029_yokohama_tyre_fin_aero_japan_mobility_show_02.jpg)
![20231029_ヨコハマタイヤ_フィンタイヤ_ディンプルタイヤ_エアロダイナミクス_ジャパンモビリティショー_03](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2023/10/20231029_yokohama_tyre_fin_aero_japan_mobility_show_03.jpg)
ディンプル形状はゴルフボールをヒントしており、一定の空気抵抗の軽減に寄与。
またフィン形状については、CFD上でタイヤ後方の渦が少なくなっていた。
こちらはスーパーGTでテスト採用されており、車両のリフト抑制効果が見られたという。
話を聞く限りでは、選択するホイール形状で効果が変わりにそうに思える。
もしそうなら、エアロダイナミクスを最大限に生かすホイールをメーカーが推奨する必要があるだろう。
<追記>
今回フィン形状のタイヤ「ADVAN A50」については、2024年にダイハツコペンの専用タイヤとしてリリースが予定されている。
![20231029_ヨコハマタイヤ_フィンタイヤ_ディンプルタイヤ_エアロダイナミクス_ジャパンモビリティショー_04](https://revolt-is.com/wp-content/uploads/2023/10/20231029_yokohama_tyre_fin_aero_japan_mobility_show_04.jpg)
ヨコハマタイヤブースでは他にも、スーパーフォーミュラで採用されているサスティナビリティなレースタイヤやパンクしにくいタイヤなど、身近で興味深いタイヤが展示されている。
こちらもぜひご覧頂きたい。
ジャパンモビリティショー2023は、東京ビッグサイトで2023年10月26日(木)~11月5日(日)の期間で開催中。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
横浜ゴム株式会社
一般社団法人 日本自動車工業会