多種多様な材質を長年磨いた切削加工技術で対応 – 人とくるまのテクノロジー展2023

創業以来、高精度、高品質な自動車部品を製造し続けてきた株式会社 青木製作所。
その実力は、三菱自動車やスバル（旧 富士重工業）、そして日産自動車の協力工場に選ばれている事からも垣間見える。
近年は、（株）コイワイの出資を受けて協業もスタートさせており、SDGsなど、次世代に向けた取り組みも積極的に展開している。
その一端を、人とくるまのテクノロジー展2023で見る事ができた。

スチールだけでなく、アルミニウムやステンレスの切削加工まで請け負っている同社。
送り出される繊細で高精度、高品質な部品群は、多くの顧客が高い満足度を得ているという。

自動車で公開されているところでは、R35日産GT-R用のインテークマニホールドやパイプコネクター、コレクターマニホールドの製造実績がある。
その他ではオイルパン、ラジエターヘッダー、タービンの外郭やフランジにインサート、ハウジングサーモなどがあり、充実した生産設備と熟練の技術者の手で、現在も生産を続けている。

今回の展示ブースでは船舶用エンジン部品が目立ったが、どれも前述の製造実績を生かした完成度の高いモデルばかり。
もしエンジンを見る機会があるなら、ぜひこうした細部もチェックしてみてほしい。

【取材/文】
編者（REVOLT-IS）
【取材協力】
株式会社青木製作所
株式会社コイワイ
公益社団法人 自動車技術会