ブレーキキャリパー の軽量化をマグネシウム+イリジウムで挑戦 – 人とくるまのテクノロジー展2022
ブレーキキャリパー の軽量化は多くのメーカーで試みられているが、岐阜のサンワトレーディング株式会社では、
自社で扱うマグネシウムリチウム合金(LZ91)を使って製作された、超軽量ブレーキキャリパーを展示。
多くのメーカー関係者の注目を集めていた。
この素材はその名の通り、マグネシウム(Mg)とリチウム(Li)の合金素材であり、その密度はアルミ(AL)の2.69g/cm3に対して1.49。
パーセンテージにして-45%と約半分の軽さとなっている。
足回り、特にタイヤ・ホイール、アップライト、そしてブレーキキャリパーといったセクションの重さ、所謂バネ下重量の軽減は自動車開発において必須課題だが、部品単体に要求される性能とのトレードオフもあって厳しい面もある。
そうした要求に、この合金がどこまで迫れるか注目したい。
【取材・文】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力】
サンワトレーディング株式会社
公益社団法人自動車技術会