GTRのアテーサETS故障を修理したい
今、第二世代スカイラインGT-Rの部品復刻プロジェクト”NISMOヘリテージパーツ”が話題だ。
発足当初は取り扱い品目が限られていたが、今日ではかなりの数がラインナップされている。
そして2019年9月からは、アテーサET-Sの修理受付も開始された。
そういえば、BNR32の販売終了から26年が経過。
年々部品が手に入りづらくなり、修理も困難になりつつある。
それは電子制御トルクスプリット4WD、通称「アテーサET-S」でも同様で、これが死ねばまず修理は不可能。
例え車体が綺麗に仕上がっても、走行不可能なため廃車するしかなくなってくる。
そこで今回の修理メニュー。
具体的にはこちらをご覧頂きたいが、長く維持したい、これからオーナーになろうとする方にとって、今後の安心保障を得た感じだろう
今現在、修理中のアテーサET-Sは12機。
修理しないと全く機能しない状態のもののみ、請け負っているという。
また修理依頼もエンジン単体ではなく、車ごとでの対応となるようだ。
NISMOとはいえ、量産自動車メーカーでもなく大規模工場を構えているわけではない。
採算ベースで考えても、大量に修理を行える環境作りはなかなか難しい。
そして部品によっては交換が必要な物、既に廃版の物、まだ使えそうな物をその都度吟味しながら修理していくため、一つ一つにかなりの手間暇がかかるという。
そのため現状では、修理受付から完了までの期間は約二ヶ月。
これが長いか短いかは個々の判断に委ねるが、この中にはメーカーの生産ラインを使っての検査も含まれている。
もちろん、品質が悪ければ組み直しもあり。
採算も考慮しつつ、一機一機を大事にしっかり組み上げていくなら、これがベストなのかもしれない。
長年のレース活動や、日産系チューニングカー開発で技術を積み重ねてきたNISMO。
そのNISMOの手で、信頼性向上と最適化がなされたアテーサET-Sが手に入るこの修理プラン。
修理受付は、全国のNISMOパフォーマンスセンターで行っている。
【取材 – 文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
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NISMO