大阪発のリアルワイスピナイト – 06BASE
“06BASE”という野外イベントが開催される噂を耳にした。
それも映画ワイルドスピード劇中の雰囲気を醸し出しているという。
車好きな若者の間で、今でも熱狂的な支持を受けるワイルドスピード。
過去、劇中に登場したレプリカやカスタムカーが登場するようなイベントはあったが、映画の雰囲気そのものをメインテーマに沿えたイベントは恐らく初ではないだろうか?
さっそく開催地である大阪、名村造船所跡/クリエイティブセンター大阪まで飛ぶことにした。
※こちらから動画でもその模様を確認頂ける。
主催者は、以前記事で紹介した34スカイライン乗りの玄さんだ。
今や、ブライアン・オコナー仕様の日産・スカイライン乗りの第一人者と言っても過言ではない。
その人柄と好むファッション、音楽やDJプレイ好きなライフスタイルと相まってか、映画に登場するキャラクターとダブらせる方もいるほど、全国に多くのファンを持つ。
Twitterフォロワー数は驚愕の2万人超え。
へたな芸能人も真っ青な人気っぷりなのだ。
そんな玄さん。
何年も前から、カスタムカーとミュージックライブをミックスしたような皆で騒げるイベントを開催したいと強く思っていた。
その思いに全国の仲間達が賛同。
多くのサポートを得られたことで、今回、満を持して”06BASE”を開催する運びとなった。
会場はクリエイティブセンター大阪。
名村造船所跡地を基盤に運営されている複合イベントスペースを貸切った。
まるで工場跡地や廃墟のような雰囲気は、映画の雰囲気を作りだすのに打ってつけと言える。
ただ、あの雰囲気を味わうならやはり夜を待ってからだろう。
そこは主催も考えていたようで、”06BASE”は15時開演の21時終演とした。
続々と集結するカスタムカー達。
こちらには特別招待枠が並べられる。
車種もスポーツカーからセダン、トラックまでと多彩。
どれもカスタムカーコンテストで入賞を果たすほどの車だったりで、ここだけでもかなり見応えがある。
開場と同時にお客さんも続々と会場入り。
ライブスペースの周りには、四輪から二輪まで個性的な車両が鎮座する。
さらにミーティングスペースでは、早くも車談義や写真撮影に熱心な方々もちらほら見られた。
入場ゲート前では”06BASE”ロゴをストリートアート風に仕上げる実演も。
場を盛り上げるには音楽は欠かせない。
DJの皆さんも、開幕と同時にフル回転で場を盛り上げ始めた。
今回のイベント運営で画期的だったのが、一般駐車場と会場との橋渡し方法。
今回はインテックス大阪の臨時駐車場が使われたが、会場までは徒歩で1時間半もかかる。
そこで送迎バスが数台用意されたが、それだけでなく写真のような有名カスタムカーによる送迎サービスまで始めてしまった。
これには、運よく乗る事が出来たお客さんは大喜びだっただろう。
一時駐車場は満車になるほどの勢いで、送迎バスの巡回が滞り気味になる事も。
すると、メイン会場にいたカスタムカーオーナー達が率先して送迎役に名乗りをあげてくれた。
以降、近隣の道路をワイルドスピードな車が走りまわる光景が展開された。
いよいよ本番となる夜を迎えた。
心なしか昼間よりお客さんの数も多く、密度も高いように感じられた。
これぞストリート。
これぞワイルドスピードの世界。
昼間見た光景から一転、あの雰囲気を醸し出す場所に変化していった。
野外ライブ、またはクラブに踊りにきたような感じだろうか。
ファッションも、世界観に合わせたドレスコードに身を包んだ方も多く見られる。
model: HANA
特別出演のモデルさん達による撮影会シーン。
セクシーでクールな女性達も、世界観を作るうえで欠かせない。
イベントはクライマックスへ。
自慢のオーディオカスタムが施されたトヨタ・bBからは、テンション爆上げなミュージックが繰り出される。
DJも場をさらに盛り上げ、お客さんも最後までノリノリで応えてくる。
そしてフィナーレはあの曲で。
誰もがあの伝説の映画俳優を思い起こした事だろう。
最高潮のテンションから繋がったあのスローバラードは、イベントが終焉間近なのを感じさせた。
”とても興奮した!!”
”凄かった!!”
”思い切り発散できた!!”
”興奮しすぎて疲れた”
”帰りたくないよねー”
そんな事を笑顔で語りながら帰路に着くお客さん達。
記念すべき第一回目の”06BASE”は、こうして幕を閉じた。
【06BASE公式フォト&ビデオグラファー】
@Runabout_Heroes
@sh_ccfam
@kohei_kurose_jp
@RunnerF2
@lang_s15
@kenta_zc6
@cutekorochin
※ 素敵な写真がSNSに数多くアップされているので、ハッシュタグ #06BASE でぜひチェックを。
最後に、今回のイベントを玄さんと一緒に作りあげ、運営スタッフとして大活躍してくれたスタッフの奮闘ぶりを紹介して終わりとしたい。
彼ら彼女らは私たちと同じ普通の車好きな一般人であり、イベント運営会社の人達ではない。
普段は別に仕事を持っており空いた時間に打ち合わせを重ねながら、この日のために準備を進めてきた。
その陣容も関西圏だけでなく、四国や関東からも駆けつけたメンバーもいる。
本当ならお客さんとしてイベントを楽しみたかっただろうに、イベントをなんとしても成功させたいとサポート役に徹してくれた。
その気概には頭が下がる思いだ。
どんなイベントも、こうした影の尽力がなければ成功しない。
近年はイベント参加者のマナーの悪さで中止に追い込まれるケースも少なくなく、今回のスタッフも周辺に配慮し、警察ざたにならないよう、考えられるあらゆる可能性について打ち合わせを重ねてきた。
開催当日も想定外の事態がいくつかあったが、それでも仲間を信頼し、力を合わせて対応してきた。
そして閉幕から数日経過。
お客さん達の反応はとても良く、参加できなかった方からも”次回は絶対に参加したい!!”という声が多い。
果たして第2回の開催は実現するか?
再び参加したい方も次こそ参加したい方も、ぜひ玄さん達に熱いメッセージを送ってみよう。
【取材 –文 – 写真】
編者(REVOLT-IS)
【取材協力 – 問い合わせ先】
06BASE実行委員会
MONNALiSA
ランナバウトヒーローズ
OnFleek
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Trappin Glow brother’s